近年、バイク乗りにとってメッシュジャケットは必須になりつつあるように思えます。
5月頃から気温が高く、夏は信じられないぐらい暑いです。
各メーカーからバイク用のメッシュジャケットが展開されていますが、
その中でもクシタニのメッシュジャケットはデザイン、品質、機能性ともに頭一つ抜けています。
そのためか、ここ最近のクシタニのメッシュジャケットへの注目度はかなり高いです。
クシタニのラインアップにはメッシュジャケットが3種類あります。
●フルメッシュパーカージャケット
●フルメッシュジャケット
●エアーコンテンドジャケット
3種類それぞれに特徴があります。
それぞれのジャケットをまとめましたので、気になっている方はどうぞ!
自分にピッタリのメッシュジャケットを見つけてください。
目次
クシタニのメッシュジャケットを紹介!3種類のメッシュジャケットの解説、レビュー、インプレなど!
1.FULL MESH PARKA JACKET(フルメッシュパーカージャケット)
画像参照元:KUSHITANI公式HP
クシタニ フルメッシュパーカージャケットの基本情報
■素材:
〈表〉ポリエステル100%(メッシュ)、別布/ナイロン100%、 フード裏/綿100%
〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈肩、肘〉エアーCEプロテクター(脱着式)〈背中〉ソフトパッド標準装備(脱着式)
■カラー:①ホワイト②ネイビー③サックス④
■サイズ:M、L、LL、XL
■価格:2,8000円(+税)
クシタニのフルメッシュジャケットのフード付きモデル!
フードが付いて、パーカースタイルに変更され、カジュアルなデザインになったフルメッシュジャケットです。
スタイル以外もカジュアル寄りで、カラーリングは、肩部で色が切り替わる、オールドスクール的なツートンカラーに変更されています。
更にフード裏、袖の裾、腰の裾にはチェック柄があしらわれています。
バイクを降りた後、街中でも違和感なく着ていられるジャケットです。
ここ数年のクシタニ春夏モデルでは1番の人気ジャケットとなっています。
フルメッシュパーカージャケットと相性の良いバイク
デザインがかなりカジュアル寄りなので、スポーツ色の強いバイク、SS(スーパースポーツ)などのバイクとの組み合わせの場合、違和感があるかもしれません。
ネイキッドタイプとは相性ぴったりでしょう。
バイクを複数台所持していてバイクによって合う合わないがあって、着回したい方には
通常のフルメッシュジャケットのほうがいいかもしれません。
イチオシポイント!
・フルメッシュで通気性抜群
・バイクを降りた後もそのまま着ていられる
・機能性とファッション性を高いレベルで両立している
残念なポイント
・シルエットが細く、生地も伸びないため、ジャストサイズで着用すると、肩周りが突っ張る。
2. FULL MESH JACKET(フルメッシュジャケット)
画像参照元:KUSHITANI公式HP
クシタニ フルメッシュジャケットの基本情報
■素材:
〈表〉ポリエステル100%(メッシュ)、別布/ナイロン100%、ストレッチ部/ナイロン72%, ポリウレタン28%、内襟/ポリエステル100%
〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈肩、肘〉エアーCEプロテクター(脱着式)〈背中〉ソフトパッド標準装備(脱着式)
■カラー:①ブラックアウト②シルバー③ネイビー④レッド
■サイズ:M、L、LL、XL
■価格:2,6000円(+税)
クシタニの夏用フルメッシュジャケットモデル!
余計な装飾のない、シンプルなデザインのフルメッシュジャケットです。
長い間販売され続けているクシタニのロングセラージャケットで、シルエットも長い間姿を変えていません。
そのため流行りのスマートなシルエットではなく、すこしゆとりのあるシルエットとなっています。
フルメッシュジャケットと相性の良いバイク
シンプルなデザインで、余計な装飾がないので、どんなバイクとも合わせることができます。
ただ丈が短く、襟も短いので、見た目はスポーツライディング寄りですかね。
スポーツネイキッドやSSバイクにはよく似合うでしょう。
イチオシポイント!
・真夏日はこれに快適性で勝るライディングジャケットはなし!
・走行中は本当に風をよく通すのでシャツ1枚で走っているような感覚!
残念なポイント
ストレッチ部でポリウレタンを30%近く使用しているのが気になります。
ポリウレタンは2~3年で劣化してしまうので、高い金額を払って買ったのに3~5年で寿命が来てしまうのは……うーん。
機能性を追求した結果だとしても購入する側としては残念ですね。
それが嫌な方はフルメッシュパーカージャケットの方を購入されることをおススメします。
3.AIR CONTEND JACKET(エアーコンテンドジャケット)
画像参照元:KUSHITANI公式HP
クシタニ エアーコンテンドジャケットの基本情報
■素材:
〈表〉ポリエステル100%(メッシュ)、別布/ナイロン100%、ストレッチ部/ナイロン96%,ポリウレタン4%
〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈肩、肘〉エアーCEプロテクター(脱着式)〈背中〉CEプロテクター(脱着式)
■カラー:①ブラックアウト②ホワイト③レッド④ブラック/イエロー
■サイズ:M、L、LL、XL
■価格:3,5000円(+税)
クシタニの夏用スポーツライディング向けメッシュジャケット!
各所で強度の強い生地を使用することで安全性を高めた、スポーツライディング向けのメッシュジャケットです。
メッシュの抜群の通気性を得たいけど、安全性も保持したいという方向けです。
さらに脇部分にストレッチ素材が使用されているため、運動性能は、3つのメッシュジャケットのうち最も高いです。
エアーコンテンドジャケットと相性の良いバイク
スポーティーなデザインなので、スポーツネイキッドやSSバイクにはよく似合うでしょう。
逆にクラシカルなバイクなどとは相性があまりよくないでしょう。
スポーティーさをより少なくされたい方はブラックアウトカラーがおすすめです。
イチオシポイント!
・要所要所に強度の強い生地が使用されており、プロテクターもすべてCE規格なので、
通気性と安全性が両立!
・脇部分にストレッチ素材が使用されており、運動性能も高い。
残念なポイント
安全性を高めているため仕方ないが、メッシュの範囲が他の2種類と比べると少ない。
クシタニ メッシュジャケットのサイズ感の比較
・フルメッシュパーカージャケット
・フルメッシュジャケット
・エアーコンテンドジャケット
3種類のをメッシュジャケットをざっと紹介しました。
実はこの3種類サイズ感が少し異なっています。
それぞれのサイズ感の違いを説明します。
フルメッシュパーカージャケット
画像参照元:KUSHITANI公式HP
サイズ感はちょっとタイト目です。
バタツキ防止のタブが腕にも腰にも付いていないため、バタツキを抑えるためにシルエット
絞っているのだと思われます。
また、袖口はボタン式なので細かい調整できません。デザイン優先ですね。
サイズ感参考 身長180cm 体重70kg
XL:ぴったりサイズ、肩周りちょっとタイト
LL:タイトめ。胸や肩、肘周りがきつい。プロテクター外せばいけるかも。
フルメッシュジャケット
画像参照元:KUSHITANI公式HP
サイズ感はちょっとゆったり目。
腰回りはベルクロによって調整できるので、自分の体形にフィットさせやすいです。
サイズ感参考 身長180cm 体重70kg
XL:ぴったりサイズ、きつい部分はない。
LL:ちょっときつい。胸や肩、肘周りがきつい。プロテクター外せばいけるかも。
エアーコンテンドジャケット
画像参照元:KUSHITANI公式HP
意外にもサイズ感は他の2種類のメッシュジャケットより1サイズ大きいです。
そのため体の大きい人でも体に合うサイズを見つけやすいです。
サイズ感参考 身長180cm 体重70kg
XL:サイズにかなり余裕あり。
LL:ぴったりサイズ。キツイ部分はない。
L:ちょっとキツめ。胸や肩、肘周りがきつい。プロテクター外せばいけるかも。
クシタニ メッシュジャケットのレディースモデル
●2020年モデルはエアーコンテンドジャケットのみ!
2020年モデルのレディースモデルは、KL-2356 エアーコンテンドジャケットのみがラインアップされています。
画像参照元:KUSHITANI公式HP
●人気のフルメッシュパーカーは2019年モデルのみ!
2019年モデルは KL-2337 フルメッシュパーカージャケット(2019)がラインアップされていました。
画像参照元:KUSHITANI公式HP
しかしKL-2337 フルメッシュパーカージャケット(2019)は、2020年のラインアップから消えてしまっています。
両方のモデルが同時にラインアップされていないのは残念です。
どちらもメッシュジャケットですが、コンセプトが全く異なるので、選べるようにしてほしかったですね。
●女性がメンズサイズを着用した場合
前述したとおり、人気のフルメッシュパーカージャケットは2020年モデルが、
残念ながらレディースモデルがありません。
そうなるとメンズのフルメッシュパーカージャケットを着用するしかないのですが、気になるのはサイズ感。
クシタニ清水店のブログで女性店員の方が実際に着用してみた画像が掲載されているので、
参考になるかと思います。
●クシタニ清水店のブログでサイズ感が紹介されています。
ブログでは身長159㎝の女性店員がメンズMサイズを試着しています。
(Mサイズがメンズの最小サイズ)
画像を見るとやっぱりちょっと大きめですね。
クシタニのサイズチャートを見ると、メンズのMサイズは身長165~170cmとなっています。
(参照元:クシタニサイズチャート)
女性の平均身長は160cmぐらいといいますし、そうなると大半の女性にとっては、
メンズのMサイズはちょっと大きいかもしれません。
クシタニ メッシュジャケットの洗濯方法
●お金と時間に余裕があるなら迷わずクリーニング店
ベストはクリーニング店に出すことです。
しかし、特殊な生地を使用しているわけではなく、撥水加工も施されていないので、
自宅の洗濯機で洗濯してもなんら問題はないと思われます。
一応クシタニの推奨は手洗いとなっています。
そのため、洗濯機を使用する際は最弱のモードで運転することを推奨します。
●使用する洗剤は中性洗剤
アルカリ性の洗剤は洗浄力に優れますが、生地を傷めやすいです。
金額の高いジャケットなので、なるべく生地が傷まないように中性洗剤を使用しましょう。
おススメはおしゃれ着用洗剤のエマールやアクロンです。
●洗濯モードは最弱(ドライやおしゃれ着モードなどの名称)
通常モードで洗濯すると生地を傷める可能性があります。
洗濯機には繊細な衣類を洗濯するモードがあるはずなので、そちらで洗濯しましょう。
●洗濯時は必ず裏返す
生地の表側が痛むのを最小限に抑えるために、裏返しましょう。
そして可能ならば、洗濯ネットを使うのがベストですが、ジャケット自体がかなりデカいので、サイズの合う洗濯ネットがないかもしれません。
●水を含むと非常に重くなるので、できることなら平干しをしたほうが良いでしょう。
ジャケットが立体裁断で肩周りはしっかりしているので、
型崩れはそうそうないと思いますが、高額なジャケットなので用心に越したことはないです。
吊るし干しよりも、平干しがおススメです。
クシタニ メッシュジャケットの偽物
クシタニの商品は人気かつ高額なので、ネットオークションやネットフリマでは偽物が出回ることがあります。
下記のクシタニショップのブログで本物と偽物が詳細に比較されています。
ネットオークションやフリマアプリを使用してクシタニのジャケットの購入を考えられている方は一読をオススメします。
クシタニ クラリティージャケットの本物と偽物の比較
●クシタニ名東店
●クシタニ西宮店
本物と偽物比較ポイント
上記のクシタニショップのブログをご覧になられた方には2度目になってしまいますが、
本物と偽物の比較ポイントをまとめたいと思います。
なお、これはクシタニ以外のブランドものにも通づる部分があると思いますので、覚えておいて頂ければ何かの際に役に立つかもしれません。
●新品なのに定価よりもやけに安い
偽物は、新品だと定価30,000円以上もするものが、10,000円以下で販売されていることが多いようです。
明らかに安いですね。
クシタニの高品質のジャケットが10,000円以下で購入できるのならラッキーと思って、
思わず手を出してしまいそうになる金額です。
しかし注意したいのはクシタニの新品ジャケットはよほどの型落ちでもない限り、
10,000円以下になることはまずあり得ません。
最新の型に近いモデルで、新品で10,000円前後の値段だった場合、まず間違いなく偽物です。
●タグなどの日本語がおかしい
偽物の場合は、タグなどの日本語がおかしいことが多いようです。
よく見ると漢字の偏(へん)の形がおかしかったり、カタカナやひらがなのフォントの大きさがおかしかったりします。
また文章もたどたどしい日本語になっていたりします。
●ボタンやファスナーが名無しメーカー品
クシタニなどの高額ブランド品は、ファスナーやスナップボタンも名の通った1流メーカー品を使用しています。
ファスナーでいうとYKK、スナップボタンはSELEXといった具合です。
偽物は細かい部分で手が抜かれているので、ファスナーやスナップボタンはほぼ確実に無名メーカー品です。
●縫製が雑で安っぽい
クシタニの製品は高額なだけあって、縫製はかなりしっかりしています。
もちろん裏側も手が抜かれていません。
しかし偽物は表側の縫製も雑な部分があったり、見えない裏側はほつれなどが多数あり、かなり雑です。
クシタニ メッシュジャケットの中古
フルメッシュパーカージャケットの場合
もう3年以上販売されている人気モデルですが、もともとの生産量が少ないです。
そのため、充分な量が出回っているとは言えません。
また、それに加えて毎年カラーリングが違っているため、
1つのカラーリングの流通量自体がさらに少ないです。
自分の好みのカラーリングでジャストサイズを見つけるのは難しいでしょう。
ただ毎年カラーリングが違うため、今年のモデルは微妙に思えても、
去年や一昨年のモデルでは、気に入るカラーリングがある可能性は充分にあります。
さらに素材にもポリウレタンのような経年劣化素材が使われていないので、
年数が立っても良い状態を維持している可能性が高いです。
そういう意味では1度、中古市場を覗いてみるのも良いかもしれません。
フルメッシュジャケットの場合
クシタニのフルメッシュジャケットはもう10年以上に渡って販売されて続けているロングセーラ商品です。
またカラーリングも毎年それほど大きな変化はありません。
そのためフルメッシュパーカージャケットに比べて中古品の流通数は多いと思われます。
ただポリウレタンの使用量が多いので、中古品は経年劣化で傷んでいる場合がある可能性があります。
ポリウレタンは製造後から3年から5年程度で劣化が始まってしまいます。
そのため、中古での購入を考えている場合で、質の良いものを手に入れたい場合は、
2年前より以前のモデルの購入は控えたほうが良いでしょう。
エアーコンテンドジャケットの場合
エアーコンテンドジャケットもわずかにですが、肩回りにポリウレタンが使用されています。
ポリウレタンは製造後から3年から5年程度で劣化が始まってしまいます。
劣化している場合は、肩回りの運動性が損なわれてしまいます。
そのため、中古での購入を考えている場合で、質の良いものを手に入れたい場合は、
2年前より以前のモデルの購入は控えたほうが良いでしょう。
まとめ
今回はクシタニのメッシュジャケットについてまとめました。
夏はやはりメッシュジャケットに尽きます。
クシタニの3種類のラインアップはどれもクオリティが高いので、どれを購入してもきっと満足できるはずです。
ベストは実際に店舗に行って実物を確認してみることです。
自分の好みに合ったジャケットを手に入れてください!