春や秋というのはバイク乗りにとってウェアの選択に悩む季節……
朝寒いからと、厚着で出ると昼間は暑い
昼間の暖かくなるからといって薄着で出ると朝と夜は寒い……
この微妙な寒暖差を、埋められないものか……
そんなバイク乗りの要望に応えるアイテムが、バイクアパレルメーカーではなく、なんと山岳登山ウェア専門店のモンベルから出ていました。
本日はそれを紹介します。
目次
モンベルのバイク用防寒インナーにおすすめ！U.L.サーマラップ ジャケットのレビュー
モンベル U.L.サーマラップ ジャケット
カーディナルレッド
画像参照元:mont-bell公式HP
ガンメタル
画像参照元:mont-bell公式HP
マンゴー
画像参照元:mont-bell公式HP
ピュアインディゴ
画像参照元:mont-bell公式HP
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットの基本情報
■素材：表地:（身頃）12デニール・バリスティック エアライトナイロン・リップストップ[超耐久撥水加工]
（脇・肩・腕）15デニール・バリスティック エアライトナイロン・リップストップ[超耐久撥水加工]
中綿:ストレッチ エクセロフト[ポリエステル]
■平均重量：229g
■カラー：カーディナルレッド(CARD)、ガンメタル(GM)、マンゴー(MANGO)、ピュアインディゴ(PUID)
■サイズ：S、M、L、XL
■収納サイズ：∅12×19cm
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットは、程よく暖かい！肌寒い日のインナーにぴったり！
●冬用のダウンは厚すぎるため、寒暖差の激しい時期には使いづらい
春先は朝夜と昼間とでは寒暖の差が激しいですね。
朝はちょっと寒いからと、インナーに厚手の中綿入りジャケットを着ていったら、
午前中から暑くなってきて、昼間はもう着ていられなくって、邪魔になる……
その結果荷物がかさばってしまう……
そんなときにモンベルのサーマラップジャケットはとても役に立ちます。
程よい保温性を持っていて、コンパクトに収納できるので、
朝のちょっと寒いときにジャケットの内側に着て、昼間はコンパクトにしてバッグの中に入れておけます。
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットの保温性
●とても薄い、でも保温性に優れる
このサーマラップジャケットの優れた点は、非常に薄いながらも、ある程度の保温性を得られることです。
綿なんか入っていないのではないか？と感じるくらい薄い。しかし暖かいのだからすごい。
●秘密は中綿素材のEXCELOFT(エクセロフト)
モンベルが独自に開発した化繊綿です。
他社の繊維綿との保温性を比較した表が下図ですが、
倍近い保温性を持っていることが分かります。
画像参照元:mont-bell公式HP
封入されている中綿のEXCELOFT(エクセロフト)は高い保温性を誇るため、ここまで薄くてもある程度の保温性を発揮できる
おそらくバイク用に販売されているインナージャケットの中に、
同程度の薄さで、サーマラップジャケットと同じ保温性を得られるものはないでしょう。
薄くてペラペラです。
そのためタイトなバイクジャケットのインナーとして着用しても、窮屈になりません。
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットのサイズ感
●サイズ感はちょい大きめのほうが使いまわしがしやすい。
僕は身長180cm 体重75kgです。
サイズはLでジャストサイズ、XLでちょい余裕ありです。
ジャストサイズでも問題ないと思いますが、ちょっと余裕ありのほうが、
内側に着込めますし、普段の生活でもアウターとして使いやすいので、そっちのほうがオススメです。
バイクのインナーとして使う際は、ジャストサイズのほうがいいかもしれませんが、
サーマラップジャケット自体がかなり薄手なので、サイズがちょっと大きめだからといってかさばることはありません。
●バイク用ではないが、サイズ感はピッタリ
このサーマラップジャケットはバイク用ではありません。
ですが、バイク用としてとても使いやすいです。
その理由はこれです。
袖と裾が長めにデザインされている
手首がすっぽり覆い隠せるぐらい袖が長いので、肘を曲げても手首が露出しづらい
アウトドア向けなので、普通の服よりも少し大きめに作られています。
このため、バイク乗車時の姿勢でも、手首や腰が露出しづらいです。
しかし襟の高さは普通なので、首元の防寒性能はちょっと劣ります。
●バイクジャケットのインナーとして使用した時の参考画像
サーマラップジャケットを、いくつかのバイクジャケットのインナーとして着用した場合の、
画像を載せますので、参考用に確認してみてください。
クシタニ フルメッシュパーカージャケット
こちらはタイトなサイズ設定だが、サーマラップジャケットが薄いので、問題なく中に着れてしまう。標高が高いところに行って肌寒くなったときの組み合わせとしておススメ
クシタニ アロフトフードジャケット
もともとより厚いインナーが付いているので、下に着用した場合は全く問題なし。むしろ春先などはこちらの組み合わせの方が暑くなり過ぎないので、快適
ノースフェイス マウンテンライトジャケット
バイクジャケットではないが、日常でも使いまわせる例として。春や秋はこれで問題無し。
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットの洗濯
●洗濯機で簡単に洗濯可能！そして速乾！
このジャケットの素晴らしい点は手入れのしやすさにもあります。
洗濯機で洗濯でき、半日もあれば完全に乾燥してしまいます。
洗濯コースはおしゃれ着洗やドライなどの弱運転
洗剤はエマールやアクロンなどのやさしい中性洗剤を使用しましょう。
上記の点さえ気をつければ、手軽に洗濯できるのでガンガン使えます。
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットの収納性
●脱いだ後はコンパクトに、収納場所に困らない
サーマラップジャケットは薄いので、丸めると非常にコンパクトな大きさになります。
収納サイズは、∅12×19cmです。
この大きさならポーチにすら収まるので、邪魔になることはありません。
画像を見て頂ければわかりますが、丸めた後は500mℓペットボトルとほぼ同程度の大きさ。
暑くなってきたら、丸めてしまえばいいだけです。
バイクのシート下のスペースにすら入るでしょう。
（シート下のスペースがほぼないバイクもあるので、ケースバイケースです）
ただでさえ荷物が限られてしまうバイクにとってはとても助かります。
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットの着心地
●着ている感じがしない
重量はなんと220g!
軽すぎて着ている感じがしません。
長時間着ていても全然疲れませんし、インナーとしてジャケットの内側に着ていても、
かさばることがありません。
●驚異的なストレッチ性能
サーマラップジャケットの最大の特徴の１つなのですが、
よく伸びます。
なんと中の中綿ごと伸びるのです。
画像参照元:mont-bell公式HP
封入されている中綿ごと伸縮するので、着ていても窮屈感を全く感じません。
この高いストレッチ性のおかげで、バイク乗車時でも
肩周りや肘のあたりが突っ張ることがありません。
画像参照元:mont-bell公式HP
矢印の方向で伸びるので、バイクの乗車姿勢でも突っ張ることが無い
バイク乗車時に着ていても窮屈さを感じません。
これがバイク用ではなくても十分バイク用としての使用に耐えうる所以ですね。
●優れた透湿性能
画像参照元:mont-bell公式HP
サーマラップジャケットのもう一つの優れた性能が、
高い透湿性能
を有していることです。
そのため、蒸れにくく、ドライです。
着用している最中に気温が高くなってきても、ジャケット内が汗で濡れてしまいにくいです。
そのため湿度が低い日であれば、気温が高くなっても、さらりとした着心地でいられます。
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットのレディース
サーマラップジャケットにはレディースモデルもあります。
ブラック
画像参照元:mont-bell公式HP
クリムスン
画像参照元:mont-bell公式HP
ストームグレイ
画像参照元:mont-bell公式HP
メンズとの主な違いは、主に２つです。
１．カラーラインアップ
２．女性の体型に合わせてザインされている
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットのベスト
サーマラップジャケットにはベストタイプもあります。
ベストタイプもメンズとウィメンズの2種類あります。
たとえば革ジャケットなどといった、腕周りがとてもタイトなバイクジャケットなどには、
ベストタイプのほうがマッチするかもしれません。
ベストタイプのほうがタイトなサイズ設定です。
ほんとうに体にピッタリのジャケットを着られている方にはこちらほうがいいかもしませんね。
ちなみに半袖タイプもあります。
こちらは男女兼用です。
同じ素材のジャケットでここまで種類が豊富というのはすごいですね。
モンベル U.L.サーマラップ ジャケットの気になる点
●バイク用ではないため立体裁断ではない
バイク用ではないため、これは仕方のないことです。
基本ペラペラなため、袖口や裾に隙間が空きやすいです。
裾はドローコードで締めることができるのでいいのですが、
袖口は広めの作りで、調整タブなどもついていないので、隙間が空いてしまいます。
そのため走行中はそこから風が侵入しやすいです。
●化学繊維100％なので静電気がすごい
ダウンジャケットであれば天然素材なので静電気は置きにくいのですが、
サーマラップジャケットは100％化繊なので、静電気が置きやすいです。
特に、冬の乾燥した時期は静電気がすごいです。
めっちゃ張り付きます……
まとめ評価 肌寒い日のツーリングのお供に！
少し気になる点を挙げましたが、そんなことはデメリットにならないぐらい、
良い部分が光ります。
春先のツーリングだったり、標高の高い場所へ出掛けたときの、
寒暖差対策に、本当に役に立ちます。
バイク用ではありませんが、
薄手なので、革ジャケットの下でも問題なく着用できますし、
よく伸びるので窮屈感も感じません。
コンパクトに収納できるので場所を取りませんし、
自宅で洗濯もできて手入れも楽々。
日常生活でも使えて、コスパは最高。
ツーリングのお供にぜひおすすめです。
