今回紹介するのはRSタイチのエアスルージャケット、アームドハイプロテクションメッシュジャケットです。
RSタイチのラインアップの中で最も安全性の高いメッシュジャケットです。
夏でもジャケットは安全性が最優先!
というお考えの方にぴったりのメッシュジャケットです。
目次
アームドハイプロテクションメッシュジャケットのレビュー! 使用感やサイズ感など! RSタイチ-rsj332【高安全性のメッシュ】
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケット
DARK GRAY
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
BLACK/GOLD
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
BLACK/RED
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
REFLECTIVE BLACK
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットの基本情報
■素材:〈表〉ポリエステル 65%、ナイロン 35%
〈裏〉ポリエステル100%
■仕様:〈肩、肘〉CE-Lv2プロテクター(脱着式)〈背中〉CE-Lv2プロテクター脱着式)〈胸部〉CE-Lv2プロテクター
■カラー:①ブラック②ブラック/レッド③ブラック/ホワイト
■サイズ:M、L、XL、XXL、3XL、4XL
■重量:2.2kg
■価格:34,800円(+税)
■その他の機能:ショルダースライダー付き
鎧(アームド)のような安全性を備えたメッシュジャケット
肩肘背中胸すべての部位にプロテクターを装備。
さらにその全てがCE-Lv2、というまさに鎧(アームド)という名にふさわしいジャケット。
RSタイチのメッシュジャケットのラインアップの中で、最も安全性の高いジャケットです。
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットのサイズ感
●着用時のサイズ感
着用者の僕は身長185cm 体重75Kgです。
・XXLの場合
着用時のシルエットはゆったり目です。
サイズ感に余裕がある分、肩や肘のプロテクターの圧迫感をほぼ感じないため、
着心地は良いです。
ただお腹周りのサイズ感はゆったり目です。
そのままだとかなりバタついてしまいますが、
上腕、腕、腰すそがタブで絞る調整が可能です。
しかし僕の体のサイズではちょっと大きすぎるかな、という印象でした。
・XLサイズの場合
ジャストサイズです。
フィット感が素晴らしく体に張り付くような感じ。
着用時のシルエットは普通です。ダボ付いてはいません。
肩の後ろから脇の下にかけて、蛇腹状のストレッチ生地が使用されており、窮屈感はありません。
裾は長すぎず短すぎず、ベルトと同じぐらいの位置です。
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットの着心地
僕がこのジャケットを着用して一番驚いたのが、着心地でした。
素晴らしいの一言。
全箇所に硬質のプロテクターを装備しているにも関わらず、
窮屈さを感じず、体にフィットするような着心地だったからです。
窮屈さや硬さを感じにくいのは、おそらくですが、メッシュ生地の比率が多いためかもしれません。
●各部のバタつきを調整可能
上腕、腕、腰すそをタブで調整可能です。
●脇にストレッチ素材
脇に大きめのストレッチ素材が使用されているため、肩周りの可動が妨げられません。
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
●肘にもストレッチ素材
肘にもストレッチ素材が使用されており、硬質プロテクター入りですが、
突っ張りにくくなっています。
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットの安全性
アームドハイプロテクションメッシュジャケットは、RSタイチの春夏テキスタイルモデルの中で、最も安全性の高いジャケットです。
そのため、プロテクターフル装備意外にも様々な機能が付いています。
また、夏の走行に必要な通気性を確保しつつ、最大限の安全性を確保しているのが良いところです。
●すべてのプロテクターがCE-Lv2!
肩肘背中胸のプロテクターはすべてCE-Lv2プロテクター。
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
●ナイロンは厚く硬い生地
ナイロン生地は厚く硬い生地です。
そのため引き裂き強度に優れています。
ただ、生地の比率はメッシュ6.5:ナイロン3.5となっており、ナイロンの比率は高くありません。
なので転倒したときに路面との摩擦でジャケットが破れて怪我をしやすいです。
このジャケットの安全性に関する唯一のネックでしょうか。
●肩には金属製のスライダーが装着。
転倒時、路面と接する場合負荷が集中しやすい肩に金属スライダーを配置。
これにより、転倒時の摩擦や負荷を軽減することができます。
●脇の肋骨部分にはウレタンパッド付き
柔らかいウレタンですので、実際転倒しときに、どの程度効果を発揮するのは分かりませんが、肉付きが薄い肋骨部分をある程度は保護しています。
●メッシュジャケットの中でも最高峰の安全性
RSタイチのラインアップの中にとどまらず、アームドハイプロテクションメッシュジャケットの安全性は、メッシュジャケットの中でも屈指ではないかと思います。
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットの真夏での使用感
●メッシュジャケットではあるが、メッシュの比率は高くはない
アームドハイプロテクションメッシュジャケットは、メッシュジャケットに分類されてます
が、安全性重視のためにメッシュ生地とナイロン生地が組み合わせて使用されています。
そのため、フルメッシュに比べると、メッシュ生地の比率が高くありません。
生地の比率はメッシュ6.5:ナイロン3.5となっています。
参考に、RSタイチのほぼフルメッシュのクルーメッシュジャケットの割合は、メッシュ9:ナイロン1です。
RSタイチのメッシュジャケットのラインアップの中には、メッシュ生地とナイロン生地を組み合わせて安全性を高めているジャケットがいくつかあります。
最も高い安全性を持つアームドハイプロテクションメッシュジャケットは、それらの中では最もメッシュの比率が高いです。
他のメッシュとナイロンのハイブリッドジャケットの組み合わせの比率は、大体が、ナイロン6:メッシュ4となっており、ナイロン生地の比率のほうが高くなっています。
意外ですね。
CE-Lv2のプロテクターフル装備なので、生地のメッシュの比率を高くしても安全性を損なわないということでしょうか?
●速度の出ない市街地走行などでは風を感じにくい
高速道路など、速い速度で走行可能な場所では風を感じられると思います。
しかし、速度の出ない市街地走行などでは風を感じにくく、暑いです。
半分以上がメッシュでありますが、硬質プロテクターフル装備なので、風を通しにくいです。
また、このジャケットのカラーラインアップはすべて黒がメインカラーなので、
信号待ちや低速走行時は熱がこもってさらに暑く感じるでしょう。
基本的には、アームドハイプロテクションメッシュジャケットは高速走行メインのツーリングでの使用がおすすめです。
●正直夏はフルメッシュジャケット着てても暑い
ただし、フルメッシュジャケットを着れば夏でも涼しく快適に走れるか、と言われると……
正直真夏はフルメッシュ着ていても暑い。
アームドハイプロテクションメッシュジャケットのメッシュの量の場合、涼しさに関してはあまり期待しないほうがいいです。
メッシュジャケットではありますが、涼しさよりも安全性に重きを置いているジャケットです。
●真夏に少しでも快適に走りたいならインナー選びも大事
真夏でのライディングで少しでも暑さを和らげる場合は、メッシュジャケットの
下に着るウェアも重要になってきます。
吸汗速乾に優れたインナーを着用し、なるべく汗が乾きやすい状態にすれば、
不快感は減らすことができます。
●UVカット加工されていないため、ジャケット下は長袖がおすすめ
どのメッシュジャケットもそうですが、基本的にはUVカット加工されていません。
メッシュジャケットは、生地の目の穴が大きいため、紫外線を通しやすいです。
できるならば、日焼けを防ぐために、長袖のUVカット加工が施されたシャツなどを
着用したほうがいいです。
個人的には、モンベルのクールパーカーがおすすめです。
長袖で、UVカット加工が施されており、吸汗速乾、防臭。
非常に多機能です。
またパーカータイプなので、インナー感がなく、メッシュジャケットを脱いだあと、
そのままクールパーカー1枚で過ごすこともできます。
●暑さ対策のインナーはこちらで紹介しています!
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットのレディース
アームドハイプロテクションには残念ながらレディースのラインアップはありません。
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットの洗濯
●自宅で洗濯可能
特殊な生地を使用しているわけではないので、自宅で問題なく洗濯可能です。
ただし、生地の劣化を防ぐために気をつけるポイントがいくつかあります。
●洗濯は弱、またはおしゃれ着用で
ジャケットへのダメージを最小限に抑えるために、洗濯機のモードは、弱または、デリケートな衣類を洗濯する場合のモードにしたほうがいいです。
●洗剤は中性洗剤、できればおしゃれ着用で
できるなら衣類に優しい中性洗剤を使用したほうがいいです。
エマールやアクロンでいいと思います。
●ジャケットは洗濯ネットに入れて、裏返す
デザインの表側生地へのダメージを最小限にするために、洗濯ネットに入れて、なおかつ裏返した状態で洗濯したほうがいいです。
そうすることによって、ほつれや毛玉などの生地のくたびれ感を少なくすることができます。
繰り返し洗濯していると、これをしているのとそうでない場合とでは、大きな差になって現れてきます。
●丁寧な洗濯を心がけて、長くいい状態で使おう
ジャケット自体はそれなりの値段がするので、できることなら、
なるべく、いい状態で長く使用したいですよね。
上記のポイントをおさえて洗濯していただければ、繰り返し洗濯しても生地が痛みにくいです。
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットの問題点
●カラーリングのラインアップが少ない
カラーリングが4種類設定されていますが、すべてがブラック基調となっていて、大きな違いがないことですかね。
違いは、ジャケットに入るカラーラインの色が違う程度にとどまっています。
もう少しカラーリングで大きな違いを出してもよかったかな、
と思ってしまいます。
●非常に重い
肩肘背中胸に皇室プロテクターをフル装備しており、肩に金属製のスライダーが付いていることもあって、ジャケットは非常に重くなっています。
重量は2.2キロ。
ジャケットとしてはかなり重い部類です。
RSJ332 アームドハイプロテクションメッシュジャケットのまとめ
CE-Lv2のプロテクターをフル装備するようなジャケットは大体が、プロテクター周りが窮屈で、硬さを感じるような着心地になりがちです。
しかしアームドハイプロテクションメッシュジャケットはそんなことはなく、窮屈感を感じにくいつくりになっており、フィット感が素晴らしいです。
はじめて着たとき僕は正直驚きました。
値段は高めですが、それに見合うハイクオリティなつくりになっていると思います。
KOMINE(コミネ)などのジャケットと比べるとどうしても価格が高いですが、
それ見合う質の高いジャケットになっていると思います。
イチオシポイント!
・高い安全性
・安全性と通気性の両立
・優れたフィット感
残念なポイント
・非常に重い
・メッシュジャケットだが通気性はそこまで高くはない
・カラーラインアップが少なく、色の変化も少ない
アームドハイプロテクションメッシュジャケットの性能表
防水性:☆☆☆☆☆(エアスルー)
防風性:☆☆☆☆☆(エアスルー)
保温性:☆☆☆☆☆(エアスルー)
換気性:★★★☆☆(エアスルー)
運動性:★★★★☆
防御性:★★★★★
機能性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆