KUSHITANI(クシタニ)STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)の紹介!レビュー、インプレ

今回はクシタニのレインスーツを紹介したいと思います。

 

1.KUSHITANI(クシタニ) STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)

画像参照元:KUSHITANI公式HP

ダークグレー

ブラック

 

KUSHITANI(クシタニ) STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)の基本情報

 

■素材:《ジャケット》〈表〉ポリエステル100%(TPUラミネーション)〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ) 《パンツ》ナイロン100%(TPU+3層トリコット

■カラー:①ブラック②ダークグレー

■サイズ:M/L/LL/XL

■防水透湿性能: ・ジャケット 生地初期耐水圧20,,000mm, 透湿性5,000g/㎡/24h   ・ パンツ 生地初期耐水圧10,000mm, 透湿性8,000g/㎡/24h

■価格:¥28,000+税

■機能:撥水 防水 透湿 リフレクト 防風  ダクト ビーバーテール ストームガード

 

クシタニが販売しているレインスーツです。ストレッチ性があるのでレインスーツにしてはかなり着やすいです。

後述しますが、販売されているレインスーツの中ではかなり多機能です。

 

 

 

 

KUSHITANI(クシタニ) STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)は通常のレインウェアよりもかなり長持ち

PU加工されたレインウェアの寿命は2~3年程度です。それはPU(ポリウレタン)が加工された瞬間から加水分解という現象を起こして劣化していくためです。

しかしTPUコーティングは、従来のポリウレタン樹脂にみられる加水分解等の劣化が非常にしにくい素材です。ですのでこのジャケットから、数年で防水透湿性が無くなることはありません。

PUコーティングとは違って耐久性が大幅に向上しているのはうれしいですね。

 

KUSHITANI(クシタニ) STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)の優れた機能

 

●手首と足首はゴム付きインナーとの2重構造

画像参照元:KUSHITANI公式HP

手首と足首はゴム付きのインナーが付いていて、裾からの雨水の侵入を防ぎやすくなっています。

 

 

手首と足首はゴム付きのインナーが付いていて、裾からの雨水の侵入を防ぎやすくなっています。

 

 

●ビーバーテールが尻部分からの水の侵入を防止

画像参照元:KUSHITANI公式HP

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーバーテールとは言ってしまえば股掛けです。ジャケットの裾からビーバーの尾のように、股掛け部分が垂れ下がることからこの名前が付いています。このテール部を股の下を通して固定することにより、ジャケットのずり上がりを防ぐことができるので、ジャケットとパンツの隙間からの浸水を防ぎ、防水性を高めることができます。

 

 

 

 

●首、上腕、手首、脇腹、脚、足首にベルクロがあり、サイズ調整が可能

画像参照元:KUSHITANI公式HP

 

 

 

 

●エアーダクトにより蒸れを軽減可能

画像参照元:KUSHITANI公式HP

 

●パンツの裾のベルクロはブーツの上からでもしっかりとめることが可能です

 

 

KUSHITANI(クシタニ) STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)のサイズ感

●通常のライディングウェアよりも一回り大きい

通常のライディングジャケットの上から着用するように設計されているのでそれらと同じサイズでも一回り大きいサイズになっています。

 

●優れたストレッチ性

ストレッチ性があってよく伸びるので、背中や肘、膝などの突っ張り感がかなり緩和されています。

 

購入される場合は実際に店舗で試着してみて購入されることをおススメします。

サイズが無い場合は気軽に取り寄せてもらって試着することも可能です。試着した結果気に入らなければ購入しなくても大丈夫なので、気になっているけどサイズが無い方は気軽に取り寄せてもらいましょう。

 

 

 

 

KUSHITANI(クシタニ) STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)の気になる点

 

●税込み¥30,000を超える値段の割には耐水透湿性能が低い

高価格にしては耐水圧と透湿性の数値が低いです。特に透湿性は5,000g/㎡/24hしかないので蒸れやすいです。耐水圧は20,000mmなのでバイク用のレインスーツとしては合格点ですが、税込み30,000円を超える値段を考えると物足りない数値です。

さらに上記の数値はジャケットの数値で、パンツの耐水圧はさらに低いです。耐水圧は10,000mmと最低ラインを割っています。膝部分はもっとも突っ張る場所で、高い耐水圧が必要な部分です。

生地が突っ張るとそこに圧力がかかり、その部分はある程度の水圧を受けているのと同じ状態になるためです。

パンツの耐水圧も20,000mmは欲しかったですね。まあジャケットほど雨粒の直撃を受けにくい箇所ではありますが、臀部や膝の部分は自重や突っ張りによって常に圧力を受けている箇所なので、高い耐水圧があった方が安心です。

日常的な使用でしたら問題ないですが、ロングツーリングなど、雨の中をある程度の速度で長時間走行する可能性のある場合、高速で走行する場合は、別のレインウェアを選択したほうがいいでしょう。

 

税込み30,000円を超える値段はおそらく、このスーツにある多数の機能のためだと思われますが、いくら雨水の侵入を防ぐ多数の便利な機能が付いていたとしても、生地そのものの防水性が不足しているようでは意味がありません。

 

 

 

 

KUSHITANI(クシタニ) STRECH RAIN SUIT(ストレッチレインスーツ)のまとめ

良い点(GOOD)

・水の侵入を防ぐための様々な機能が付いている。

・ストレッチ性があるのでよく伸び、突っ張り感が軽減されている。

・着心地も良いので、日常使いや通勤時などには使いやすい。

・裏地一体型の3レイヤーなので、裏地がめくれてもたつくことなく、着心地履き共に心地が良く、脱ぎ履きしやすい。

 

良くない点(BAD)

・生地の基本の防水透湿性能が値段の割には高くない。

 

 

●余談

ちなみに、クシタニのジャケットのラインナップにはアクアジャケット(AQUA JACKET)とアロフトジャケット(ALOFT JACKET)というジャケットがあるのですが、

これらのジャケットの耐水圧は、アクアジャケット、アロフトジャケット共に

・生地初期耐水圧30,000mm, 透湿性19,000g/㎡/24h です。

通常のジャケットであるこれらのジャケットの耐水圧の方が、このレインスーツを上回っています。

同じメーカーから販売されているレインスーツというからにはこれら2つと同等の耐水圧の性能を付与して欲しかったです。

 

 

●各メーカーのおススメレインスーツはこちらから!

おススメ!バイク用レインウェア比較-ゴアテックス編-

おススメ!バイク用レインウェア比較-PU加工(ゴアテックス以外)編-

 

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【必見!】バイク用レインスーツの選び方!

 

●バイクウェアに必要な耐水圧を知りたい方はこちら!

バイクウェア 防水機能について バイクウェアに必要な耐水圧は?

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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