今回紹介するのはRSタイチのエアスルージャケット、トルクメッシュジャケットです。
シンプルでスタイリッシュなデザイン、
夏でもジャケットにそれなりの安全性がほしいとお考えの方にぴったりの
メッシュジャケットです。
目次
トルクメッシュジャケットのレビュー! 使用感やサイズ感など! RSタイチ-rsj331【レーシーでスタイリッシュ!】
RSJ331 トルクメッシュジャケット
BLACK
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
BLACK/RED
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
BLACK/WHITE
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
RSJ331 トルクメッシュジャケットの基本情報
■素材:〈表〉ポリエステル 65%、ナイロン 35%
〈裏〉ポリエステル100%
■仕様:〈肩、肘〉CE-Lv1プロテクター(脱着式)〈背中〉フォームパッド(脱着式)〈胸部〉硬質プロテクター
■カラー:①ブラック②ブラック/レッド③ブラック/ホワイト
■サイズ:S、M、L、LL、XL、XXL、3XL、4XL
■重量:1.35kg
■価格:19,800円(+税)
スラブ柄のデザインのナイロン生地とメッシュ生地のハイブリッドジャケット
スラブ柄のつやのないサラサラしたさわり心地のナイロン生地と、
メッシュの生地を組み合わせたジャケットです。
画像参照元:RSTAICHI 公式CH
ナイロン生地の質感は例えるならウインドブレイカーのような薄めの生地です。
スポーティーなデザインですが、スラブ柄を取り入れることによってスタイリッシュさも両立しています。
RSJ331|トルクメッシュジャケットのサイズ感
●着用時のサイズ感
着用者の僕は身長185cm 体重75Kgです。
・XXLの場合
着用時のシルエットはゆったり目です。
サイズ感に余裕がある分、肩や肘のプロテクターの圧迫感をほぼ感じないため、
着心地は良いです。
お腹周りのサイズ感はかなりゆったり目です。
そのままだとかなりバタついてしまいますが、
上腕、腕、腰すそがタブで絞る調整が可能です。
袖の長さはちょっと長めで、バイク乗車時の前傾姿勢のときに手首が隠れるぐらいの長さです。
しかし僕の体のサイズではちょっと大きすぎるかな、という印象でした。
・XLサイズの場合
ジャストサイズです。
着用時のシルエットは普通です。ダボ付いてはいません。
ちょっとタイトですが、肩の後ろから脇の下にかけて、蛇腹状のストレッチ生地が使用されており、窮屈感はありません。
ただ、袖の長さもちょっと短めでした。
バイクのタイプによっては乗車時の前傾姿勢で手首が露出するかもしれません。
裾は長すぎず短すぎず、ベルトと同じぐらいの位置です。
RSJ331|トルクメッシュジャケットの着心地
●各部のバタつきを調整可能
上腕、腕、腰すそをタブで調整可能です。
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
そのため、走行中の風によるばたつきをしっかり抑えることができます。
走行中の不快感を抑えることが可能です。
画像参照元:RSTAICHI 公式CH
RSJ331 トルクメッシュジャケットの安全性
●ナイロン生地の比率が高い
トルクメッシュジャケットは、メッシュジャケットに分類されますが、
それほどメッシュ生地の比率が高くありません。
トルクメッシュジャケットの生地の比率はメッシュ4:ナイロン6
となっています。
参考までに、RSタイチのラインアップで最も涼しいメッシュジャケットである、
クルーメッシュジャケットの割合がメッシュ9:ナイロン1です。
メッシュよりも強度の高いナイロン生地の比率のほうが高いので、
ジャケット自体の耐摩耗性や引き裂き強度などは、フルメッシュよりも高いです。
●肩肘のプロテクターはCE-Lv1プロテクター
肩肘のプロテクターは標準でCE-Lv1のプロテクターです。
背中は柔らかいフォームパッドですが、別売りのCEプロテクターに変更可能です。
画像参照元:RSTAICHI 公式CH
画像参照元:RSTAICHI 公式CH
●胸部プロテクターも標準装備!
トルクメッシュジャケットには胸部プロテクターが標準装備されています。
硬質で、セパレートタイプです。
穴が空いているため、通気性を大きく損なうことはありません。
それでいて価格が他のジャケットよりも抑えられているので、
実はトルクメッシュジャケットはRSタイチの中ではお得なジャケットになっています。
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
胸部プロテクターには残念ながらCE規格が付いていません。
●クロスオーバーメッシュジャケットとの安全性の比較
ナイロン生地と、メッシュ生地の組み合わせは、
クロスオーバーメッシュジャケットと似たようなコンセプトですが、
デザインやナイロン生地の質感、付属プロテクターの種類などが異なっています。
ナイロン生地 | トルクメッシュジャケット 質感は良いが薄い |
クロスオーバーメッシュジャケット 質感はザラザラしているが強度が | |
肩、肘プロテクター | トルクメッシュジャケットCE-Lv1 |
クロスオーバーメッシュジャケットCE-Lv2 |
レーシーなデザインのトルクメッシュジャケットですが、
ジャケット自体の強度はクロスオーバーメッシュジャケットの方が上だと思います。
(ナイロン生地に厚みがあり引裂き強度などが高そうなため)
ただトルクメッシュジャケットには胸部プロテクターがあります。
プロテクター込みの安全性を比較すると、
胸部の安全性はトルクメッシュ。
その他の部位の安全性はクロスオーバーメッシュという感じでしょうか。
●クロスオーバーメッシュジャケットの記事はこちらから!
https://carbike-satoblog.com/rsj320-rstaichi-crossover-mesh-review/
●より安全性を重視される方は、 RSタイチの別のメッシュジャケットがおすすめ!
トルクメッシュジャケットは、メッシュジャケットの中では、
それなりに安全性に重きを置いたジャケットではありますが、
これよりもさらに安全性に重きを置いたメッシュジャケットがRSタイチのラインアップにはあります。
もっと安全性を重視したメッシュジャケットがご希望の方はそちら方も見られたほうがいいです。
RSJ331 トルクメッシュジャケットの真夏での使用感
●メッシュジャケットではあるが、メッシュの比率は高くはない
トルクメッシュジャケットは、メッシュジャケットに分類されてますが、
それほどメッシュ生地の比率が高くありません。
生地の比率はメッシュ4:ナイロン6となっています。
RSタイチのほぼフルメッシュのクルーメッシュジャケットが
割合でいうとメッシュ9:ナイロン1です。
●速度の出ない市街地走行などでは風を感じにくい
メッシュの比率は半分以下ですが、
高速道路など、速い速度で走行可能な場所では風を感じられると思います。
しかし、速度の出ない市街地走行などでは風を感じにくく、暑いです。
また、このジャケットのカラーラインアップはすべて黒がメインカラーなので、
信号待ちや低速走行時は熱がこもってさらに暑く感じます。
下道や低速走行時の涼しさに関してはないよりマシ程度に思ったほうがいいです。
トルクメッシュジャケットは高速走行メインのツーリングでの使用がおすすめです。
●正直夏はフルメッシュジャケット着てても暑い
ただし、フルメッシュジャケットを着れば夏でも涼しく快適に走れるか、と言われると……
正直真夏はフルメッシュ着ていても暑いので、
トルクメッシュジャケットのメッシュの量だと涼しさに関してはあまり期待しないほうがいいです。
メッシュジャケットではありますが、涼しさよりも安全性に重きを置いているジャケットです。
●真夏で少しでも快適に走りたいならインナー選びも大事
真夏でのライディングで少しでも暑さを和らげる場合は、メッシュジャケットの
下に着るウェアも重要になってくるでしょう。
吸汗速乾に優れたインナーを着用し、なるべく汗が乾きやすい状態にすれば、
不快感は減らすことができます。
●UVカット加工されていないため、ジャケット下は長袖がおすすめ
どのフルメッシュジャケットもそうですが、基本的にはUVカット加工されていません。
フルメッシュジャケットは、生地の目の穴が大きいため、紫外線を通しやすいです。
できるならば、日焼けを防ぐために、長袖のUVカット加工が施されたシャツなどを
着用したほうがいいです。
個人的には、モンベルのクールパーカーがおすすめです。
長袖で、UVカット加工が施されており、吸汗速乾、防臭で、パーカータイプなので、
またインナー感がないので、メッシュジャケットを脱いだあと、
そのままクールパーカー1枚で過ごすこともできます。
●暑さ対策のインナーはこちらで紹介しています!
https://carbike-satoblog.com/3season-inner/
RSJ331 トルクメッシュジャケットのレディース
残念ながらトルクメッシュジャケットにはレディースサイズの設定がありません。
RSJ331 トルクメッシュジャケットの洗濯
●自宅で洗濯可能
特殊な生地を使用しているわけではないので、自宅で問題なく洗濯可能です。
ただし、生地の劣化を防ぐために気をつけるポイントがいくつかあります。
●洗濯は弱、またはおしゃれ着用で
ジャケットへのダメージを最小限に抑えるために、洗濯機のモードは、弱または、デリケートな衣類を洗濯する場合のモードにしたほうがいいです。
●洗剤は中性洗剤、できればおしゃれ着用で
できるなら衣類に優しい中性洗剤を使用したほうがいいです。
エマールやアクロンでいいと思います。
●ジャケットは洗濯ネットに入れて、裏返す
デザインの表側生地へのダメージを最小限にするために、
洗濯ネットに入れて、なおかつ裏返した状態で洗濯したほうがいいです。
そうすることによって、ほつれや毛玉などの生地のくたびれ感を少なくすることができます。
繰り返し洗濯していると、これをしているのとそうでない場合とでは、大きな差になって現れてきます。
●丁寧な洗濯を心がけて、長くいい状態で使おう
ジャケット自体はそれなりの値段がするので、できることなら、
なるべく、いい状態で長く使用したいですよね。
上記のポイントをおさえて洗濯していただければ、繰り返し洗濯しても生地が痛みにくいです。
RSJ325 レーサーメッシュジャケットとの違い
RSタイチのラインアップにはトルクメッシュジャケットと非常に似たジャケットがあります。
RSJ325レーサーメッシュジャケット
画像参照元:RSTAICHI 公式HP
両者はデザインがちょっと異なるだけで、一見同じジャケットにしか見えません。
実際に着用してみても、
型番と製品名を変えるほどの違いがあるのか分かりませんでした。
ですので、違いについてメーカーに問い合わせてみました。
メーカーの回答をまとめると以下の通りです。
・ジャケット自体はほぼ同じ
・トルクメッシュジャケットは2020年から新しく作られたモデル
・違いはデザイン、胸部プロテクターの有無、価格設定。
とのことでした。
ジャケット自体はほぼ同じで、胸部プロテクターが付いているのに、
トルクメッシュジャケットのほうが安価な理由については、
残念ながら回答を得ることができませんでした。
●胸部プロテクター付きのトルクメッシュジャケットの方が安い!?
この点が最も奇妙なのですが、
トルクメッシュジャケットとレーサーメッシュジャケットは
同じようなジャケットですが大きな違いが1つあります。
それは胸部プロテクターが付属しているかどうか。
トルクメッシュジャケットは胸部プロテクター付ですが、
レーサーメッシュジャケットには付いていません。
ジャケット自体が同じ場合、
普通ならトルクメッシュジャケットのほうが高そうなものですが、
ジャケットの価格は、なぜかトルクメッシュジャケットの方が安いのです。
●トルクメッシュジャケットとレーサーメッシュジャケットの価格の比較
レーサーメッシュジャケット 24,800円(+税)
トルクメッシュジャケット 19,800円(+税)
定価でなんと5,000円も価格差があります。
しかも胸部プロテクター付きのトルクメッシュジャケットのほうが、
5,000円も安いのです。
●こだわりがなければトルクメッシュジャケットを選ぼう!
デザインに対するこだわりがない場合は、
トルクメッシュジャケットを購入した方が遥かにお得です。
●レーサーメッシュジャケットには特別モデルが存在する
ただ、レーサーメッシュジャケットには、
「TECH-AIR」を装着可能なモデルがあります。
TECH-AIRとはジャケットに装着するエアバックシステムです。
しかし「TECH-AIR」装着可能なモデルは型番が異なり、
ジャケット自体の価格も、通常のレーサーメッシュジャケットよりも6千円近く高いので、
別のモデルと考えたほうが良さそうです。
RSJ331 トルクメッシュジャケットの問題点
●カラーリングのラインアップが少ない
カラーリングが3種類のみ、すべてがブラック基調となっていて、
大きな違いがないことですかね。
違いは、ジャケットに入るカラーラインの色が違う程度にとどまっています。
もう少しカラーリングで大きな違いを出してもよかったかな、
と思ってしまいます。
RSJ331 トルクメッシュジャケットのまとめ
レーシーでスタイリッシュなデザイン。
派手さはありませんがシンプルで、かっこよくまとめられていると思います。
メッシュの通気性と安全性がバランスよく両立されています。
シンプルなデザインで、通気性と安全性がそれなりにあるジャケットがほしい方に、
オススメの1着です。
イチオシポイント!
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・安全性と通気性の両立
・サイズが非常に豊富
残念なポイント
・クルーメッシュジャケットと比較すると金額が高め
・メッシュジャケットだが通気性はそこまで高くはない
・カラーラインアップが少なく、色の変化も少ない
トルクメッシュジャケットの性能表
防水性:☆☆☆☆☆(エアスルー)
防風性:☆☆☆☆☆(エアスルー)
保温性:☆☆☆☆☆(エアスルー)
換気性:★★★☆☆(エアスルー)
運動性:★★★★☆
防御性:★★★★☆
機能性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆