2020年春夏新作モデルの記事はこちらから!
もう1月もあとわずかですが、まだまだ寒い日が続いている今日この頃。
そんな中バイクウェアの老舗メーカークシタニが2019年の新作春夏ウェアを発表しました!
最近人気急上昇中のクシタニのバイクウェア。
昨年は店頭及びネット発売と同時にほぼ完売してしまい、購入できずに涙を飲んだ方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?
今年はそんなことにならないよう早めの内から新作をチェックして予約して自分の好みのアイテムを確実にゲットできるようにしましょう!
それでは2019年、春夏の新作テキスタイルウェアをチェックしていきます。
目次
1.AQUA JACKET (アクアジャケット)
AQUA JACKET (アクアジャケット)の基本情報
■素材:〈表〉ナイロン100%(puラミネーション,初期耐水圧 30,000mm,透湿性19,000g/㎡/24h)、別布/ポリエステル100%、牛革 〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈肩、肘、背中〉ソフトパッド標準装備(脱着式)
■カラー:①ブラック②ネイビー
■サイズ:M、L、L/XL、LL
■重量:1 Kg
■価格:4,3000円(+税)
高い透湿防水性能を備えたオールラウンドジャケット!
透湿防水機能を備えたザ・バイクジャケットな見た目のジャケット。
ジャケットの表面にヘリンボーン素材を使用しています。画像ではわかりにくいですが実際見てみると高級感があります。
このジャケット一枚で様々な天候に対応できます。ロングツーリングや天候が安定しない日にもってこいですね。
透湿性が高く、ベンチレーションもついています。朝は肌寒く昼は暑いというような、寒暖差のある春先の気候ににぴったりです。
肩、肘、背中に最低限のプロテクターも付いています。
重量はなんと1 kgを切っています! バイクジャケットとしては軽いのはGOODです。
どんなバイクと相性がいい?
幅広いバイクに合わせることができます。
デザインが硬派なので、スポーツタイプのバイク、SSタイプのバイクによく似合うでしょう。
アドベンチャータイプのバイクにもその機能性も相まっていいですね。
要所要所に皮を使用しており、それがデザイン上のいいアクセントになってます。定番のバイクジャケットのデザインながらも、落ち着いた上品な風合いがあります。
ボトムにカジュアル度の高いものを履けば、カフェスタイルやクラシックなどにも似合うでしょう。
イチオシポイント!
僕がもっともこのジャケットでいいと思うのは、その高い透湿性です。
透湿性の有る無しでは快適性に大きな違いがあります。
バイクのウェアは基本レイヤリング、重ね着しますので、蒸れやすいです。
そんなときにウェアに高い透湿性があれば蒸れによる不快感を大きく抑えることができます。
しかし透湿性があるといっても、安価な製品にあるような、1000g~3000g/㎡/24h程度の透湿性では無いも同然です。
透湿性19,000g/㎡/24hというのはゴアテックス製品には及びません。
しかし人間が快適と感じる透湿性が10,000g/㎡/24h前後ですので、機能としては十分すぎる数値です。
残念なポイント
但しこのジャケットの防水透湿性はPUラミネーションによるものです。
つまり数年で劣化してしまいます。
価格は40,000円を超えており、バイクウェアとしては高級な部類です。
にも関わらずそれで数年しか持たないというのはコスパが良くないですね。
PUラミネーションとは……
ポリウレタンシートを生地の裏側に接着剤で貼り合わせた防水透湿加工。
強い防水性を持ち透湿性にも優れる。
しかしポリウレタンには加水分解という自壊作用があるのでその防水透湿性は2~3年程度となる。
外側からは劣化具合が判断できないのもネック。
2.CONTEND JACKET(コンテンドジャケット)
基本情報
■素材:〈表〉ナイロン100%(puコーティング,生地初期耐水圧10,000mm,透湿性3,000g/㎡/24h)、内襟/ポリエステル100%、ストレッチ部/ナイロン96%,ポリウレタン4%〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈肩、肘、背中〉CEプロテクター(脱着式)
■カラー:①ブラック②シルバー③レッド④ブラック/イエロー
■サイズ:M、L、L/XL、LL、XL
■重量:1.5 Kg
■価格:40,000円(+税)
強度の高い素材で安全性の高いスポーツライディング向けジャケット!
このジャケットはスポーツライディング用に作られたジャケットです。
アクアジャケットとは違って強度の高い素材を使用しており安全性もアップしています。
生地初期耐水圧が10,000mm程度ありますので、小雨程度で1時間程度なら雨具なしでも走ることができると思います。
エアインテークがついているので、気温の高い日でも走行中は蒸れを軽減することができます。
また別売りの連結パーツでレザーパンツとジョイントが可能であるという点もスポーツ走行時のジャケットのバタつきが抑えられるのでいい機能ですね。
※一般的に耐水圧10,000mmという数値は大雨にも耐えうる数値とされていますが、
バイクで高速走行中は風が強く水圧が高まりますので、10,000mmという数値は
最低レベルの数値とみてよいでしょう。
どんなバイクと相性がいい?
スポーツライディング用に作られたジャケットですので、当然相性がいいのはSSタイプのバイクなどのスポーツタイプのバイクです。
素材自体の強度が高いので峠を攻める方などや万が一の事態に陥った時の起動性や防護性を重視する方などにおすすめです。
イチオシポイント!
ほかのジャケットに比べて強度が優れている点ですね。
その分生地が厚く、ほかのジャケットに比べて当然固い感じがあります。
しかし、このコンテンドジャケットは脇下から脇腹にかけてストレッチ素材を使用しているので、他のジャケットよりも可動域が確保されています。
ほかのクシタニのジャケットと異なり標準装備されているプロテクターがソフトパッドではなくCEプロテクターですので転倒時の安全性も高いです。
残念なポイント
透湿性が低いですね。3,000g/㎡/24hでは無いも同然です。
一度汗をかいたら結構蒸れると思います。レイヤリングにはあまり適していないですね。
動きが多いシーンや、バイクの乗り降りが多い方、バイクを降りてからもジャケット着たまま移動したい方には向かないでしょう。
デザインの面ではMOTO PERFORMANCEのロゴの主張が激しい(笑)
ここは好みが分かれそうです。
レーシーな印象を強めるのには一役買っていますが、これで街中を歩くと、とても浮いてしまいそうです。
↓詳細記事はこちらから
●AIR CONTEND JACKET (エアーコンテンドジャケット)
3.VECTOR JACKET(ベクトルジャケット)
基本情報
■素材:〈表〉ポリエステル100% 〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈肩、肘、背中〉ソフトパッド標準装備(脱着式)
■カラー:①ブラック②シルバー③ネイビー④オレンジ
■サイズ:M、L、LL、XL
■重量:1.5 Kg
■価格:26,000円(+税)
ソフトなジャージ素材でストレスのない新感覚なカジュアルジャケット!
今まであるようでなかったジャージ素材のライディングジャケットです。
フードが付いていてパーカースタイルとなっており、バイクウェアということを全く感じさせない抜群のカジュアル感を持っています。
バイクウェアといえは防護性優先で固くて動きにくく、着るには少し構えなければならない部分があるのですが、このジャケットにはそういうものは全然ありません。
かといって防護性を全くないがしろにしているわけではなく、最低限の防護性として肩肘背中にソフトパッドが装備されています。
どんなバイクと相性がいい?
シンプルなデザインでクセもないので基本どんなバイクとも合うと思います。
特によく似合うのはスポーツよりでないネイキッドバイクやクラシックなバイクですね。
ただカジュアル感が強いので本格スポーツタイプのバイクのSSタイプやセパハンなどで強い前傾姿勢をとるバイクでは少し違和感があるかもしれないですね。
イチオシポイント!
なんといってもそのカジュアル性です。
バイクジャケットは各社数多く出していますが、ここまでカジュアル性に機能を振ったジャケットは中々ないのではないでしょうか?
ぱっと見はほんとうにバイクジャケットだとわからないぐらいです。
ファッションに気を遣う人にとっては機能性を重視したバイクウェアというのは中々やっかいな存在なのですが、このジャケットならそういった問題はありません。
中に洒落たシャツなどを着れば違和感なく街中に溶け込むことができます。
ちょっとそこまでバイクで出かけるときやバイクを降りた後そのまま街中へ繰り出すときには、本当に重宝するジャケットだと思います。
さらにジャージ素材で速乾性も備えているので蒸れも少なく快適に切ることができます。
ちなみにこのベクトルジャケットは僕の中では結構お気に入りです。今年の新作も予約する予定です。
残念なポイント
このジャケットジャージ素材なので、体も動かしやすい、ポリエステルなので汗をかいても綿と違って重い感じが出にくい。
まさにストレスフリーなジャケットなのですが、防護性能もクシタニのジャケットの中では最もフリーに近いです(笑)
一応ソフトパッドは付いていますが、ジャケットの生地の素材は本当にただのジャージですので、バイクで走行中に転んだりした場合は確実に破けます。
簡単に貫通して体にダメージが通ります。高速走行している状態で転んだ場合は本当にただの服と変わらないでしょう。
このジャケットでスポーツ走行や高速道路を用いたロングツーリングは、万が一のことを考えれば、控えたほうが良さそうです。
もし上記のようなシーンで着用する場合ではインナーに各種プロテクターは必至ですね。
VECTOR JACKET(ベクトルジャケット)についての詳しい記事はこちらから!↓↓
●VECTOR JACKET(ベクトルジャケット)
まとめ
●ロングツーリングに行くことが多い方なら AQUA JACKETがおススメ!
●スポーツ走行をよくされる方なら CONTEND JACKETがおススメ!
●バイクウェアにもカジュアル感を存分に求めたいなら VECTOR JACKETがおススメ!
今回の紹介は以上です。次回は中編ということでまだまだたくさんあるクシタニの2019年春夏新作ウェアを紹介します!
次回もお楽しみに!
下記のリンクの記事もよければどうぞ!
●2019年 クシタニ 新作 春夏ウェア 気になる新作をチェック! 中編
●2019年 クシタニ 新作 春夏ウェア 気になる新作をチェック! 後編
●2019年 クシタニ 新作 春夏ウェア 気になる新作をチェック! 番外編 FLOW SHOES(フローシューズ)
画像出典元:KUSHITANI 公式HP 製品情報 テキスタイルウェア
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