バイクグローブ選びは非常に奥が深い。
それは機能性、デザイン性、着け心地、操作性…などなど、評価項目が普通のグローブに比べて非常に多いからです。
さらに、最近は様々なシーン(街乗り、通勤、通学、ロングツーリングなどなど)にあわせて、
最適な使い心地を提供できるように、数多くのグローブが、細かくラインアップされていています。
ラインアップが非常に充実していてることは良いのですが、
それ故に購入する側の我々にもある程度の知識がないと、最適なグローブを選ぶことができません。
今回は春夏のバイクグローブを新調されようとしている方で、どんなグローブを選べばいいんだ……
と、迷っているかたにオススメするグローブを紹介したいと思います。
今回紹介するグローブはすべてGOLDWIN(ゴールドウィン)です。
GOLDWIN(ゴールドウィン)のグローブは非常に種類が豊富で、かつ製品のクオリティも高いです。
僕の非常にオススメなグローブメーカーの一つです。
目次
【ゴールドウィン】春夏のオススメ バイクグローブを紹介! レビュー (3/8更新)随時更新中
●2020年春夏モデルの注目ポイント
2020年モデルはデザインロゴが新たになり、GOLDWINのロゴが、デザインロゴに変更されています。
よりスタイリッシュなイメージへと変貌しました。
自分の手にぴったりなサイズのグローブの見つけ方
グローブ選びで最も重要だと言っても過言ではない、
「サイズ感」
WEBSHOPで購入する場合はここが一番のネックですね。
それを解消するために今回は参考に管理人の手を使ってサイズ感を確かめてみます。
以下の画像が、GOLDWINモーターサイクルのグローブのサイズテーブルです。
このサイズテーブルは春夏モデルと秋冬モデル共通です。
サイズテーブルでは手の手囲いの長さでサイズを決めています。
そして次の画像が管理人の手です。
ゴールドウィンのサイズテーブルの計測方法に従ってサイズを計測してみると、
僕の手の手囲いは25cm程度ということになります。
なので対応サイズはLということになりますね。
しかし……
僕が実際に着用しているゴールドウィンのグローブのサイズは違います。
しかも夏と冬でも着用サイズが違っています。
春夏モデルは基本XXLサイズ (*僕の場合は指が長いので普通ならXLでいいかも)
秋冬モデルはXLサイズです。
なぜなのか。
それは手囲いはぴったりだけど、指の長さが合わないからです。
指の長さを基準に選ぶと、
春夏モデルは基本XXLサイズ、秋冬モデルはXLサイズになるわけです。
そもそも春夏と秋冬でもサイズ感が変わってくるので、公式のサイズテーブルすらも
簡易的な目安でしかないということです。
ベストは
グローブを着用したときに、指先に第一関節分ぐらいの「余り」があること。
ぴったりサイズで選んではいけません。
グリップを握り込んだときにどうしてもグローブが引っ張られて指先が短くなるからです。
これから紹介するグローブのサイズ感はこれを込みで紹介しています。
ですので、手囲いで見るとそれなりに余裕があります。
しかし実際にハンドルを握ると指先が詰まることがなく、快適に使用できます。
管理人の手を参考しているので、すべての場合においてさんこうになるわけではありませんが、是非参考にしてみてください。
GSM26008 GWM X-OVER パワーグリップメッシュグローブ
画像参照元:GOLDWIN公式HP
基本情報
■素材:
<甲側>マーバスメッシュ+牛革+プロテクションカップ
<掌側>人工皮革
<指側面>マーバスメッシュ+合成皮革
<裏地>無し
■カラー:(K)ブラック、(OD)オリーブドラブ、(CA)キャメル
■サイズ:S、M、L、XL、XXL
■価格:10,780円(税込)
カジュアルデザインの高機能バイクグローブ
シンプルでカジュアルなデザインのグローブです。
指先と甲部、手首アジャスターに牛革、掌側に人工皮革、それ以外にメッシュ素材が、
それぞれバランスよく組み合わされており、強度と操作性のバランスがいいです。
甲部、指側面ともにマーバスメッシュを使用しているため、通気性に優れます。
縫い目が外に出るピケ縫いのため、グローブの指の腹がフラットに保たれ、グリップとのフィット感に優れます。
また縫い目が外側に出るため、着用時、指と縫い目が当たらず、チクチク感がありません。(これ需要!)
このため着用感は非常に快適です。
ピケ縫いではないゴールドウィンの春夏モデルのグローブは内縫の処理が雑なのか、チクチクするグローブが多いです。
指の側面にはフィールドセンサーメッシュを使用しており、吸汗、速乾機能に優れる。
スマホタッチに対応しているため、グローブを外さなくてもスマホ操作が可能です。
フィールドセンサーメッシュとは……
天然素材を超える吸汗、蒸散機能を持つ、綿にかわる合繊100%のインナー用ニット素材。
水の移動を科学的に解析しその原理・毛細管現象を編地に応用する事により天然素材を超えた汗の吸汗、移動、拡散、蒸散機能を見事に実現したニット素材です。
太い毛細管状空間から細い空間に水分を一方方向に移動させる構造なので、汗はぐんぐん外側へ吸収され、生地表面に薄く引き伸ばされ、大気に発散されます。
そのため肌面はいつもさらっとしています。
洗濯後脱水してすぐ乾燥、シワにならず早く着用が可能です。
スポーツ、アウトドア、シャツ等への使用がおススメの素材です。
引用元:Trim-net SHIMADA
パワーグリップメッシュグローブを使う際の最適なシーンは?
ゴツゴツしておらず、手軽に使用できるため、街乗りにぴったりです。
デザイン的にもスポーティーな要素が排除されているので、街乗りで使いやすいようにデザインされているのでしょう。
街乗りで使いやすいデザインですが、街乗りからロングツーリングまで、さまざまなシーンに対応しています。
ただ、スポーツ走行にはあまり適していません。
プロテクターがナックルプロテクションしか付いていません。それも硬質ではないため防御性に劣るタイプです。
また、生地も1枚のみで薄いため、防御性能は必要最低限レベルです。
そのため、安全性を気にされる方にも、オススメできません。
イチオシポイント
・シンプルでカジュアルなデザイン
・掌側のアンチバイブレーションパッドが他のグローブよりも大きい。
・ピケ縫いを採用しているため、縫い目が指に当たらず快適
残念なポイント
・ナックルプロテクターがフローティング(浮いている)構造ではないため、ジャストサイズで着用したとき、ナックルプロテクターが関節にあたって痛い場合がある。
性能表
保温性:☆☆☆☆☆
防風性:☆☆☆☆☆
通気性:★★★★☆
防御性:★☆☆☆☆
操作性、運動性:★★★☆☆
グリップ性:★★★★☆
付け心地:★★★★☆
GSM26009 GWM X-OVER メッシュグローブ
画像参照元:GOLDWIN公式HP
基本情報
■素材:
<甲側>合成皮革+マーバスメッシュ+プロテクションカップ
<掌側>アマ-ラ
<指側面>メッシュ
<裏地>無し
■カラー:(DD)デジタルデザート、(K)ブラック、(OD)オリーブドラブ、(KC)ブラックカモ
■サイズ:S、M、L、XL
■価格:9,680円(税込)
カジュアルなメッシュグローブ
GSM26008 GWM X-OVER パワーグリップメッシュグローブとほぼ同じデザインのグローブです。
主に異なる点は、
・メッシュ生地がカモフラデザインのプリント
・手の甲のナックルガード部分がカモフラメッシュ生地
・指の腹部分がピケ縫いではなく、普通の内縫い
・指側面部がフィールドセンサーメッシュではなく、マーバスメッシュ
こちらのほうがよりカジュアルになっていて、街乗りやちょい乗りで使いやすいモデルになっています。
機能面だけ見るのであれば、パワーグリップメッシュグローブの下位互換です。
機能面を重視される方は、もう1,000円追加して、先に紹介したパワーグリップメッシュグローブを購入した方がいいと思います。
デザインはこちらの方がよりカジュアルだとおもますので、
機能性よりもデザインを優先したいという方向けですね。
街乗り、ちょい乗り程度に使うのなら、こちらでも機能的には大差ないと思います。
こちらのモデルもスマホタッチに対応しているため、グローブを外さなくてもスマホ操作が可能です。
GWM X-OVER メッシュグローブを使う際の最適なシーンは?
先に紹介した、GSM26008 GWM X-OVER パワーグリップメッシュグローブ
とほとんど同じデザインのため、最適なシーンもほぼ同じです。
ゴツゴツしておらず、手軽に使用できるため、街乗りにぴったりです。
しあkしパワーグリップメッシュグローブよりも、革の使用料が減って、
メッシュ生地にはカジュアルなカモフラプリントが施されているので、
よりカジュアルなバイクグローブが欲しい、という方向けです。
こちらも街乗りでの使用がおススメですが、街乗りからロングツーリングまで、さまざまなシーンに対応できると思います。
こちらも、あまりスポーツ走行にはあまり適していません。
プロテクターがナックルプロテクションしか付いておらず、それも硬質ではないラバー製のため、防御性に劣りますし、
生地も1枚のみで薄く、防御性能は必要最低限レベルです。
そのため、安全性を気にされる方にも、オススメできません。
イチオシポイント
・メッシュ生地がカモフラ柄になっておりカジュアル
残念なポイント
・ナックルプロテクターがフローティング(浮いている)構造ではないため、ジャストサイズで着用したとき、ナックルプロテクターが関節にあたって痛い場合がある。
性能表
保温性:☆☆☆☆☆
防風性:☆☆☆☆☆
通気性:★★★★☆
防御性:★☆☆☆☆
操作性、運動性:★★★☆☆
グリップ性:★★★★☆
付け心地:★★★★☆
GSM26011 ロードメッシュプロテクショングローブ
画像参照元:GOLDWIN公式HP
基本情報
■素材:
<甲側>マーバスメッシュ+合成皮革+硬質プロテクションカップ
<掌側>人工皮革
<指側面>メッシュ+合成皮革
<裏地>無し
■カラー:(K)ブラック、(KR)ブラック×レッド、(GO)ガンメタル×オレンジ、(NY)ネービー×イエロー、(MI)ミックス
■サイズ:S、M、L、XL、WM、WL
■価格:7,150円(税込)
ゴールドウィンのスポーツ走行向けバイクグローブ
カーボンプロテクションカップが半分見えているスポーティーなデザインのグローブです。
防御性、操作性が優れているため、様々なシーンで使用できるバランスの良いグローブです。
アンチバイブレーションパッドが付いておらず、掌側は薄い人工皮革で、
グリップを握っている感じがダイレクトに伝わるため、スロットルの操作感は抜群です。
その分手に振動がかなり伝わりやすいので、長時間の走行には向いていないかもしれません。
手の甲のプロテクションカップはフローティング(浮島)構造で、グローブ本体から浮いている造りのため、グローブを付けた状態で握り込んでも、手の甲の関節にプロテクションが当たらず、痛みを覚えることがありません。
サイズ感は、他のモデルよりも指部分が長いため、1サイズ大きめな感じです。
自分が着用してみた感じは、他のモデルだとXLの場合、指先にほぼ余裕無しでしたが、
ロードメッシュプロテクショングローブは同じサイズでも指先に余裕がありました。
似たデザインのモデルである、リアルライドプロテクションメッシュグローブはXXLで良いサイズだったのに対し、こちらはXLサイズでも充分でした。
他のモデルよりサイズ感が少し大きめなのは、このモデルのみXXLサイズがラインアップされていないためかもしれません。
またレディースサイズのラインアップがあるため、女性でも良いサイズ感を見つけることができます。
ゴールドウィンの春夏モデルのグローブは内縫の処理が雑なのか、チクチクするグローブが多いです。
ロードメッシュプロテクショングローブもはめたときに、チクチクします。
この辺はもっと丁寧な造りにしてほしかったですね。
指の側面にはフィールドセンサーメッシュを使用しており、吸汗、速乾機能に優れるため、
真夏でもベタつきや、汗濡れによる不快感をある程度抑えられます。
スマホタッチに対応しているため、スマホを操作する際に、いちいちグローブを脱ぐ必要がありません。
フィールドセンサーメッシュとは……
GSM26008 GWM X-OVER パワーグリップメッシュグローブの項目で詳しく説明しています。
ロードメッシュプロテクショングローブを使う際の最適なシーンは?
硬質プロテクションが付いていて、運動性や操作性にも優れるので、街乗りから、ライトなスポーツ走行において使いやすいでしょう。
プロテクションは甲部にしか付いておらず、スポーツ走行に使用するには少しプロテクションが足りないので、ハードなスポーツ走行をされる方は、別のグローブを選んだほうがいいです。
街乗りでもそれなりの防御性が欲しい、という方や、時々軽めなスポーツ走行をされるという方にぴったりのモデルだと思います。
バランスの良いグローブなので、ロングツーリング等でも問題なく使用できますが、
ロングツーリング等、長時間のライディング時に効果を発揮する、アンチバイブレーションパッドが付いていませんので、
ロングツーリング向けとしてはデザインされていないモデルです。
イチオシポイント
・掌側の生地は薄く、パッドもついていないため、グリップの感覚がしっかりわかる
残念なポイント
内側の縫製が雑なため、着用時、指がチクチクしやすい
性能表
保温性:☆☆☆☆☆
防風性:☆☆☆☆☆
通気性:★★★★☆
防御性:★★☆☆☆(3に近い2)
操作性、運動性:★★★☆☆
グリップ性:★★★☆☆
付け心地:★★☆☆☆
GSM26012 ロードメッシュプロテクショングローブ(プリント)
画像参照元:GOLDWIN公式HP
基本情報(通常モデルから変更点のみ記載)
■カラー:(OD)オリーブドラブ、(DD)デジタルデザート、(RB)レッド×ブルー、(CK)カモ×ブラック
■サイズ:S、M、L、X
■価格:8,250円(税込)
GSM26011 ロードメッシュプロテクショングローブ
のカモフラージュ柄がプリントされたタイプです。
基本的な性能は通常モデルと全く同一です。
ただしプリントが追加されているため、価格が8,250円と1,000円程度アップしています。
また、残念なことにレディースサイズがラインアップされていません。
カモフラ柄のためよりカジュアル感が出ています。
カモフラ柄が好きな方や、あまりスポーティーさを出したくない方にはこちらのほうが
オススメです。
GSM26006 リアルライドプロテクションメッシュグローブ
画像参照元:GOLDWIN公式HP
基本情報
■素材:
<甲側>マーバスメッシュ+合成皮革+硬質プロテクションカップ
<掌側>人工皮革+マーバスメッシュ+アンチバイブレーションフォーム
<指側面>メッシュ+合成皮革
<裏地>無し
■カラー:(K)ブラック、(W)ホワイト、(RW)レッド×ホワイト、(LY)ライム、(BW)ブルー×ホワイト、(XG)マルチ×ガンメタル
■サイズ:S、M、L、XL、XXL、WS、WM、WL
■価格:9,790円(税込)
ゴールドウィンのスポーツ走行向けバイクグローブ
カーボンプロテクションカップが半分見えており、スポーティーなデザインのグローブです。
防御性、操作性が優れているため、様々なシーンで使用できるバランスの良いグローブです。
指全体までが革素材で覆われているため、通気性は悪いように思われますが、革素材がフローティング構造となっており、下側のメッシュ生地と分離構造になっているため、走行していれば風が通り抜け、通気性は見た目よりも悪くないです。
また、革部分がフローティング構造となっているため、メッシュ生地に革生地が縫い付けられている
ロードメッシュプロテクショングローブよりも、防御性に優れつつ、運動性もすぐれます。
アンチバイブレーションパッドが付いているため、掌に伝わる振動が緩和され、
長時間バイクを運転していても、手がしびれにくく、疲れにくいです。
手の甲のプロテクションカップはフローティング(浮島)構造で、グローブ本体から浮いている造りのため、グローブを付けた状態で握り込んでも、手の甲の関節にプロテクションが当たらず、痛みを覚えることがありません。
サイズ感は、他のモデルとほぼ同程度です。
自分が着用してみた感じは、XLの場合、指先にほぼ余裕無しでしたので、
指先が多少余るXXLが良いサイズ感でした。
またレディースサイズのラインアップがあるため、女性でも良いサイズ感を見つけることができます。
カラーリングが非常に豊富で、気に入ったカラーリングを見つけやすいです。
ゴールドウィンの春夏モデルのグローブは内縫の処理が雑なのか、チクチクするグローブが多いです。
リアルライドプロテクションメッシュグローブもはめたときに、チクチクします。
この辺はもっと丁寧な造りにしてほしかったですね。
指の側面にはフィールドセンサーメッシュを使用しており、吸汗、速乾機能に優れるため、
真夏でもベタつきや、汗濡れによる不快感をある程度抑えられます。
スマホタッチに対応しているため、スマホを操作する際に、いちいちグローブを脱ぐ必要がありません。
フィールドセンサーメッシュとは……
GSM26008 GWM X-OVER パワーグリップメッシュグローブの項目で詳しく説明しています。
リアルライドプロテクションメッシュグローブを使う際の最適なシーンは?
硬質プロテクションが付いていて、運動性や操作性にも優れるので、街乗りから、ライトなスポーツ走行において使いやすいでしょう。
プロテクションは甲部にしか付いていませんが、指全体を革生地で覆っているので、
ロードメッシュプロテクショングローブよりは防御性がわずかにですが、高いです。
ただし、スポーツ走行に使用するには少しプロテクションが足りないのは、ロードメッシュプロテクショングローブと同じです。
ハードなスポーツ走行をされる方は、別のグローブを選んだほうがいいです。
ロードメッシュプロテクショングローブと同様、街乗りでもそれなりの防御性が欲しい、という方や、時々軽めなスポーツ走行をされるという方にぴったりのモデルだと思います。
ロードメッシュプロテクショングローブと似たような性質を持っていますが、
ロードメッシュプロテクショングローブよりも値段が高いです。
ロードメッシュプロテクショングローブ 税込み7150円
リアルライドプロテクションメッシュグローブ 税込み9790円
ほぼ3000円近い値段差です。安価なグローブ1着分はありますね。
GSM26014 MAXIFRESH PLUSインナーグローブ(税込み2750円)が購入できてしまいます。
似たデザインのモデルである、ロードメッシュプロテクショングローブとの大きな違いは、
・指部分の革生地がフローティング構造となっており、防御性、通気性を向上させながら、運動性に優れる
・掌側にアンチバイブレーションパッドがついているため、長時間の走行でも、掌がしびれにくく、疲れを感じにくい
・掌側の指の第2関節部がメッシュ生地に切り替えられており、掌側が蒸れにくい
ロードメッシュプロテクショングローブよりも高額な理由は、使用しているパーツ数が多いからでしょう。
指の表側は複雑に革生地が縫い付けられていますしね。
ただグローブの付け心地に関しては変わりなく、内部の縫い合わせが雑なのか、着用時にチクチクする感じがあります。
1万円近いグローブ(プリントタイプは1万円超え)なので、着用感にも気を使ってほしかったです。
イチオシポイント
・指の表側はメッシュ生地の上に、フローティング構造で革生地が縫い付けられており、
生地を2重にして防御性を向上させながらも、単純に重ねて縫い付けられたモデルよりも、通気性、運動性に優れる。
残念なポイント
内側の縫製が雑なため、着用時、指がチクチクしやすい
性能表
保温性:☆☆☆☆☆
防風性:☆☆☆☆☆
通気性:★★★☆☆
防御性:★★★☆☆
操作性、運動性:★★★☆☆
グリップ性:★★★☆☆
付け心地:★★☆☆☆
GSM26007 リアルライドプロテクションメッシュグローブ(プリント)
画像参照元:GOLDWIN公式HP
基本情報(通常モデルから変更点のみ記載)
■カラー:(KC)ブラック×カモ、(WH)ホワイト×グレーカモ、(WC)ホワイト×カモ、(RH)レッド×グレーカモ
■サイズ:S、M、L、XL、XXL
■価格:10,890円(税込)
GSM26006 リアルライドプロテクションメッシュグローブ
のカモフラージュ柄がプリントされたタイプです。
基本的な性能は通常モデルと全く同一です。
ただしプリントが追加されているため、価格が10,890円と1,000円程度アップしています。
また、残念なことにレディースサイズがラインアップされていません。
カモフラ柄ではありますが、革生地で覆われている部分が多く、カモフラ生地があまり見えません。
そのためGSM26011 ロードメッシュプロテクショングローブのカモフラタイプよりも
変更点がわかりづらいです。
ただ通常モデルと同色でも、ステッチの色が違ったり、色の濃淡が付いていて、こちらのほうがよりカジュアル感が強いことは確かです。
変更部分が見えにくい分、こちらのほうは通常モデルのカラーリング違いの延長線と考えやすいです。
カモフラ柄ではありますが、カモフラ感があまり出てないので、
カモフラ柄が好きではないという方にもおすすめできるモデルです。
GSM26013 スーパーフィットグローブ
画像参照元:GOLDWIN公式HP
基本情報
■素材:
<甲側>ストレッチメッシュ+合成皮革
<掌側・指側面>アマ-ラ
<裏地>無し
■カラー:(K)ブラック、(W)ホワイト、(KR)ブラック×レッド、(KY)ブラック×イエロー、(KG)ブラック×ガンメタル、(H)グレー
■サイズ:S、M、L、XL、WM、WL
■価格:4,950円(税込)
ストレッチメッシュでフィット感抜群のバイクグローブ
フィット感を重視したスポーティーなデザインのグローブです。
手の甲の生地にストレッチメッシュを使用しているため、よく伸び、フィット感、操作性共に抜群です。
フィット感や操作性を重視するために硬質プロテクターは一切付いていません。
また生地もメッシュなので、生地自体の強度もありません。
スポーツ走行などでは使用しない方がいいです。。
サイズ感は、ロードメッシュプロテクショングローブとほぼ同程度です。
またレディースサイズのラインアップがあるため、女性でも良いサイズ感を見つけることができます。
ゴールドウィンの春夏モデルのグローブは内縫の処理が雑なのか、チクチクするグローブが多いです。
スーパーフィットグローブもはめたときに、チクチクします。
この辺はもっと丁寧な造りにしてほしかったですね。
スマホタッチに対応しているため、スマホを操作する際に、いちいちグローブを脱ぐ必要がありません。
スーパーフィットグローブを使う際の最適なシーンは?
優れたフィット感や操作性を考えると、頻繁なクラッチ操作やブレーキ操作、繊細なスロットル操作を求められるスポーツ走行で使用したいのですが、
いかんせん防御性が皆無なのが僕にとっては不安です。
街乗りやチョイ乗りなど、あまり速度を出さない走行においては使いやすいです。
プロテクターが付いていないので、バイクを降りた後はポケットの中へもグローブをしまいやすいです。
万が一の時を考えるとスポーツ走行に向いているとは言えないですが、安全性を捨ててでも操作性を重視したいという方にはいいかもしれません。
イチオシポイント
・ストレッチメッシュを使用しているのでフィット感に優れ、グローブが手の動きに追従するので操作性も良い。
残念なポイント
・硬質プロテクター類が一切付いていないので、安全面を考えた場合は使いづらい
性能表
保温性:☆☆☆☆☆
防風性:☆☆☆☆☆
通気性:★★★★☆
防御性:☆☆☆☆☆
操作性、運動性:★★★★☆
グリップ性:★★★☆☆
付け心地:★★★☆☆
まとめ ゴールドウィン 2020春夏 バイクグローブの総評
今年からブランドネームロゴを廃止し、デザインロゴに変更したため、よりスタイリッシュなイメージに変更されました。
ゴールドウィンならではのデザインの良さ、高機能性は相変わらずですが、
一方付け心地の悪さはもう少しなんとかならなかたのかなと思ってしまいます。
内側の縫製が雑なためか、グローブを着用した際、指がチクチクします。
値段もグローブの中では、ハイクラスな部類に入ってくると思うので、この辺も気を使ってほしかったですね。
グローブの付け心地を気にされる方は、ピケ縫いまたはガンカットが採用されいるモデルをオススメします。
ピケ縫い、ガンカット縫製が採用されているモデル
GSM26000 Euro スリーシーズングローブ
GSM26001 リアルライドプロテクションレザーグローブ
GSM26003 アンチバイブレーションレザーグローブ
GSM26004 アンチバイブレーションレザーショートグローブ(ガンカット)
GSM26008 GWM X-OVER パワーグリップメッシュグローブ
上記のモデルのうち、メッシュグローブは、
GSM26008 GWM X-OVER パワーグリップメッシュグローブ
のみとなってしまっています。
また、似たような値段帯で、他メーカーのモデルでは、RSタイチのグローブが内側の縫製がしっかりしており、着用感に優れています。
ちょっと値段帯が高いモデルでは、
ELF
クシタニ
などのメーカーのグローブの着用感が優れています。
ただし機能性に関しては、ゴールドウィンのグローブは抜きん出ている部分があると思いますので、そのあたりは、個々の好みで選ぶしか無いと思います。