ライディングをより快適にするために、ウェア選びというのは極めて重要です。
ウェア選びにおいて、ジャケットなどのトップスに対してボトムスは二の次になりがちです。
まあバイクウェアは高いですからね。
1度に上も下も揃えるとなると簡単に高額な出費になってしまいますし、それならどちらかを購入するとなるとまずジャケットの方を選ぶのが自然だと思います。
しかしライディング用のボトムウェアというのも現在はとても充実していて、すぐれた商品がバイクアパレル会社各社から展開されています。
ですので今回はライディングのボトムウェアを見ていきたいと思います。
今回紹介するボトムスはクシタニの製品です。以下の5種類紹介したいと思います。
●KUSHITANI(クシタニ)
1.EXPAND CORDURA DENIM(エクスパンドコーデュラデニム)
2.EXPAND CORDURA WORK PANTS(エクスパンドコーデュラパンツ)
3.EXPAND RIDERS ANTS(エクスパンドライダースパンツ)
4.URBAN WORK BOTTOMS(アーバンワークボトムス)
5.AIR URBAN WORK BOTTOMS(エアアーバンワークボトムス)
目次
1.EXPAND CORDURA DENIM(エクスパンドコーデュラデニム)
ユーズド
ブルー
ブラック
EXPAND CORDURA DENIM(エクスパンドコーデュラデニム)基本情報
■素材:〈表〉綿74%,ナイロン24%,ポリウレタン2%、撥水牛革 〈裏/パッド袋〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈膝〉ソフトパッド標準装備(脱着式)
■カラー:①ブラック②ブルー③ユーズド
■サイズ:28~36 inc
■製造国:MAIDE IN JAPAN
■価格:¥18,500+税
クシタニが販売している本格ライディング用デニム
バイクを降りても自然なスタイルでありつつ、ライディング時にはよくフィットするという機能性とデザイン性とがうまく融合しています。
自然なデニム感を出すために膝部分はあえて立体的にはしてありません。なのでバイクを降りて立った時でもスラリとしたシルエットです。
膝が立体的になっていないとライディング時に膝が突っ張りそうですが、よく伸びてよくフィットするのでそういった問題はありません。
高強度のコーデュラナイロンが混紡されているので、万が一擦ったり枝葉を引っ掛けたりしても破れにくくなっています。
コーデュナイロンとは……
コーデュラナイロンは繊維メーカーであるインビスタ社によって開発された、
特殊な繊維ファイバーを用いた生地のことです。
ナイロンの7倍もの強度を持ち、摩耗、引き裂き、擦り切れに強く、
非常に耐久性に優れた繊維です。
●エアインテーク搭載
ふともも脇にはファスナーで開閉可能なエアインテークが付いており、走行中は暑い日でもデニム内をある程度快適に保つことができます。ファスナーは縫い目に沿って配置され見えにくくなっていて見た目の違和感は殆どありません。
●臀部は生地が2重で高耐久
またシートに直接当たって擦れる臀部付近は生地が2重になっており、強化されています。
●さすがクシタニと思える気の利いた配慮
このデニムにはクシタニらしいさりげない気配りがいくつか施されています。
1つ目は股内側についている滑り止め用の牛革です。
デニムはその生地の強度からライディング時のボトムスとしてもってこいですが、滑りやすいという難点もあります。
この股内側に滑り止め用の牛革がスポットで配置されているだけでシートへのグリップ具合が段違いに良くなり、ライディングに安定性をもたらしてくれます。
2つ目はポケットに使いやすいような工夫が施されていることです。まず、後ろのポケットは物が出し入れしやすいような造りとなっています。次に表側の両側のポケットは物を入れても突っ張りにくいように、立体構造になっています。
バイクに乗っていると小物を入れるためにボトムスのポケットはよく利用するのでこういった構造になっていると些細ですがとても便利です。
これらは使う側の目線がよく反映されていて非常に嬉しい配慮ですね。
EXPAND CORDURA DENIM(エクスパンドコーデュラデニム)のサイズ感
●シルエットは細目
シルエットは細目で、ストレッチが効いている分結構タイト目になっています。
ですので普段履いているデニムと同じサイズを選択するとキツくてライディング時に突っ張ってしまう可能性があるので注意が必要です。
ちなみにカラーリングでもサイズ感が若干異なっていて、ユーズドだけが他の2色に比べてわずかにタイト気味です。
購入を希望されている方は必ず試着をお勧めします。
●バイク用なので裾が長い
さらに足の裾はライディング時に足を曲げても足首が露出しないように通常のデニムよりもかなり長めに作られているので裾上げは必須でしょう。
裾上げの際も購入してすぐにしてもらうのではなく、一回デニムを履いてバイクにまたがった状態で裾の長さを調整したほうがいいです。調整してもらったはいいもののバイクにまたがったら足首が露出してまうというのは本末転倒ですからね。
店舗で購入した際は初回の裾上げが無料ですのでそこは安心です。
EXPAND CORDURA DENIM(エクスパンドコーデュラデニム)まとめ
●良い点
・バイクを降りてもスラリとしたシルエットを維持しつつ、ライディング時にはよいフィット感がある
・股内側に設置された滑り止め用の牛革
●良くない点
・カラーリングが濃暗色系のみ。明るい色も一つぐらい欲しかったところでしょうか。
画像出典元:KUSHITANI 公式HP
2.EXPAND CORDURA WORK PANTS(エクスパンドコーデュラパンツ)
ブラウン
ワインレッド
ブルーカモ
ブラックカモ
EXPAND CORDURA WORK PANTS(エクスパンドコーデュラパンツ)基本情報
■素材:〈表〉綿74%,ナイロン24%,ポリウレタン2%〈裏/パッド袋〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈膝〉ソフトパッド標準装備(脱着式)
■カラー:①ブラックカモ②ワインレッド③ブルーカモ④ブラウン
■サイズ:28~36 inc
■製造国:MAIDE IN JAPAN
■価格:¥20,000+税
エクスパンドコーデュラデニムのワークパンツ版
こちらは先ほど説明したデニムのワークパンツ版です。
基本情報の欄を見て頂くとお分かりですが、使用している素材が同じなので基本的な性能はエクスパンドコーデュラデニムとほぼ同一です。
採用されている機能もほぼすべて同一です。こちらの方は股内側の滑り止めようの牛革がついていないですが、表生地はデニムのように滑りやすくはないので無くても問題ないです。
●膝は立体構造で可動を妨げない
こちらもライディング時にはよくフィットして、立った時にはスラリとしたシルエットになりますが、デニムの方とは1点異なる箇所があって膝部分が立体構造になっています。
なのでこちらの方がより曲げ伸ばしのしやすい構造になっています。
その分立ったときに膝の部分が少しダボ付いたようなシルエットになってしますがまあワークパンツなのでそこまで違和感はないでしょう。
●エアインテークはポケットのようなデザイン
太もも脇の開閉可能なエアーインテークはポケットのようなデザインになっています。
デニムの方のエアインテークのファスナーは縫い目に沿ってデニムに埋め込まれているような形で見えにくくなるような処理が施されているのですが、
こちらはあえてデザインの一つとして組み込まれています。ワークパンツなのでこの位置にポケットがあった方がそれらしくて良いですね。
●ワークパンツとデニム好きな方を選ぼう
素材や機能は殆ど同一です。
エクスパンドコーデュラデニムとは好みによってどちらか選ぶとよいでしょう。
素材や機能に違いがないというのは購入者にとっては嬉しいことです。デザインで好きな方を選ぶことができるからです。ライディングウェアは機能性とデザイン性の両方が求められる故に、デザインはこっちのウェアなんだけど、機能はあっちのウェアの方がいいという事が、往々にして発生してしまうんですよね。そしてそれぞれぞれがそれなりの値段なので両方買うなんてことは中々できません。同じメーカーの製品同士でもそういうことが良くあるのでこの仕様はありがたいですね。
こちらの方がカラーリングが一つ多い上、明るい色が多いので、よりカジュアルに履きこなしたいという方にはこちらがおススメです。
EXPAND CORDURA WORK PANTS(エクスパンドコーデュラパンツ)のサイズ感
こちらのサイズ感はエクスパンドコーデュラデニムよりも若干タイト気味です。
購入を希望されている方は必ず試着をお勧めします。
こちらもデニムの方と同じく、足の裾はライディング時に足を曲げても足首が露出しないようにかなり長めに作られているので裾上げは必須です。
店舗で購入した際は初回の裾上げが無料ですのでそこは安心です。
EXPAND CORDURA WORK PANTS(エクスパンドコーデュラパンツ)まとめ
●良い点
・バイクを降りてもスラリとしたシルエットを維持しつつ、ライディング時にもよいフィット感がある
・カラーリングが豊富
●良くない点
・エクスパンドコーデュラデニムと素材仕様がほぼ同じなのに、こちらの方が少し値段が高い
画像出典元:KUSHITANI 公式HP
3.EXPAND RIDERS ANTS(エクスパンドライダースパンツ)
ブルー
ブラック
EXPAND RIDERS ANTS(エクスパンドライダースパンツ)の基本情報
■素材:〈表〉綿74%,ナイロン24%,ポリウレタン2%、別布/撥水牛革 〈裏/パッド袋〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:〈膝〉ソフトパッド標準装備(脱着式)
■カラー:①ブラック②ブルー
■サイズ:M、L、LL
■製造国:MAIDE IN JAPAN
■価格:¥25,000+税
スポーツライディング用にチューンされたデニム
さて3つ目のエクスパンドライダースパンツも使っている素材は上記2つと同じです。コーデュラナイロンが混紡されており、強度がありながらストレッチ性があって履きやすいです。
しかしこちら側は上記2種類のボトムスと比べて、よりスポーツライディング用にチューンされています。
スポーツ走行ではより強度のある革のジャケット及びパンツを着用するのが、安全のためにもベストですが、重いですし持ち運びにも不便です。このエクスパンドライダースパンツは、スポーツ走行をカジュアルなウェアでも楽しみたいという方のためにデザインされたデニムなのです。
大きな違いは、裾がファスナー開閉式に変更されており、全閉すれば裾を絞ることが可能なので、高速走行時のバタつきを軽減可能となっていることです。
この裾のバタつきがあるかないかは、ロングツーリング時やスポーツ走行時には、大きな違いが生まれます。
バタつきによるデメリット
・バタつくと常に体に当たり続けるので、それが疲労の蓄積につながる。
・バタつきの音がうるさく気が散る
・なにかに引っ掛かりやすくなり、最悪事故につながる
なのでこの裾のバタつきを防ぐファスナーというのは小さい変更点ですが、ライディング時においては大きなメリットがあります。
こちらのデニムはライディング時の運動性が優先されており、膝部は立体構造になっています。
しかしそれ故に、立った時に膝の部分がダボ付いてしまいシルエットが崩れてしまいます。
●代わりに皮のデザインアクセントを増やすことで見栄えの問題を補う
●滑り止めが追加されグリップ力がさらにUP
さらにEXPAND CORDURA DENIM(エクスパンドコーデュラデニム)では股内側に付いていた滑り止め用の牛革パッチに加えて、膝内側にも滑り止め素材が使用されています。
シートと擦れ合う臀部は生地が2重になっているのと、股内側に滑り止め用のレザーのパッチが付いているのは共通ですが、便利だったポケットの特殊構造はこちらにはありません。さらにエアインテークもなくなっていて、よりスポーツライディング用に特化しています。
EXPAND RIDERS ANTS(エクスパンドライダースパンツ)のサイズ感
このパンツのサイズはM、L、LLの3種類の展開のみとなっており、細かい調整がしづらいです。
サイズ感の目安は以下のようになっています。
Mサイズ:28~29インチ
Lサイズ:30~31インチ
LLサイズ:32~34インチ
注意したい点がこちらのパンツは裾上げの料金が、前の2つのパンツとは異なり無料ではありません。結構高く4,500円も掛かります。
まあファスナー部分を変更する必要があるので高い料金が掛かるのは仕方ないでしょう。
パンツ本体の値段も25,000円と結構高めで、裾上げをした場合結果的に30,000円を超える出費になってしまいます。
ですので購入する前から裾上げのことは念頭に入れて費用を計算しておきましょう。
また裾上げをする場合は仕上がりまでに3週間ほど掛かります。すぐに履くことができないので、そこも注意が必要です。
EXPAND RIDERS ANTS(エクスパンドライダースパンツ)まとめ
●良い点
・生地の強度とストレッチ性による履きごちの良さ、走行時のバタつきを防ぐファスナーが付いており、デニムのカジュアル感を持ちつつ、安心してスポーツライディングに臨める。
●良くない点
・エクスパンドコーデュラワークパンツよりさらに5,000円程高い
・スポーツ走行用と謳いながらプロテクターがソフトパッド。さらに膝にしかなく、腰などほかの重要箇所にはプロテクターが無い。
・裾上げの値段も4,500円と高く、裾上げした場合本体価格と相まって30,000円を超える。
画像出典元:KUSHITANI 公式HP
4.URBAN WORK BOTTOMS(アーバンワークボトムス)
ブラウン
ブルーカモフラ
URBAN WORK BOTTOMS(アーバンワークボトムス)の基本情報
■素材:〈表〉ポリエステル100%(TPUラミネーション,生地初期耐水圧 10,000mm,透湿性3,000g/㎡/24h)、別布/牛革〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:CEプロテクター標準装備(脱着式)
■カラー:①ブルーカモフラ②ブラウン
■サイズ:M、L、L/3W、LL、XL
■価格:¥30,000+税
KUSHITANI(クシタニ)のオールシーズン向け多機能ライディング用パンツ
こちらはワークパンツスタイルの3レイヤーボトムスです。
耐水透湿防風機能を持ち、急な雨にもある程度は対応できます。
●部分部分で異なる素材が組み合わされて使用されている
メインの表生地は防風ストレッチ素材で、さらに部分部分によって素材パーツを切り替えていて、腰パーツはラッセルメッシュ、内腿・ウエストをストレッチ素材を使用しており、運動性と履き心地が増しています。
ラッセルメッシュとは……
ラッセルとは編み方の名前で日本名は経編(たてあみ)
伸縮性が少なく、伝線しづらいため、通常の編み方である横編みのメッシュよりも、
ほつれに対する強度が向上しています。
●エアーインテーク装備
防風なので風が通らず気温の高い日は蒸れてしまいそうですが、太ももポケット横にファスナーを開けばエアインテークになるので、走行中はある程度蒸れを軽減できます。
また内側は全面メッシュなので、汗をかいても肌離れが良く快適です。
腰と膝にプロテクターが付いています。腰はウレタンパッドですが、膝のプロテクターはCE規格ですので万が一の時も安全性は高いです。
シートと擦れ合う臀部は生地が強化されています。
裾にはファスナーが付いていて、全閉にすれば裾を絞ることができバタつきを防ぐことができます。
両腿サイドには大きなポケットが付いているのでちょっとした小物も入れておくことができます。
●耐水性と透湿性について
URBAN WORK BOTTOMS(アーバンワークボトムス)の耐水透湿性は以下の数値です。
耐水圧:10,000mm
透湿性:3,000g/㎡/24h
耐水圧は短時間の雨天走行に対応できる程度で、長時間雨天走行すると浸水してまいます。防水仕様ではないので注意が必要です。
また速度が上がるほど雨水の浸水を許してしまう可能性が高くなるので、急な雨に見舞われた場合は高速走行を避け、なるべく低速で走行しましょう。
参考記事:バイクウェア 防水機能について バイクウェアに必要な耐水圧は?
最初から雨の中走行するとわかっている場合は、レインウェアを着用しましょう。途中から雨が降ってきてそれが長時間続くということがわかっている場合もレインウェアを持っていきましょう。
透湿性3,000g/㎡/24hという数値は、正直あってないようなもので、ちょっと動いているとすぐに蒸れてきます。この数値では体感で透湿性を感じることは難しいですね。
まあ裏生地は全面メッシュで肌離れが良く、生地が肌に張り付いて重さを感じることはないため、蒸れてしまっても、ある程度は不快感が軽減されるでしょう。
下着は吸汗速乾素材の着用をお勧めします。
●URBAN WORK BOTTOMS(アーバンワークボトムス)のシルエット
エクスパンドコーデュラシリーズと比べるとシルエットや見た目が少し劣ります。
まず表生地はストレッチ性が無い生地で、裏生地も付いていてボトム自体厚いため、シルエットはどうしても、少しダボ付いた感じになってしまいます。
僕がシルエットで特に気になるのはサイドのポケットです。立体的構造になっているためか、全体的なシルエットを見たときにこのポケットの部分だけ飛び出しているように見えてしまいまい、なんだか違和感があります。
まあ恐らくは腰部のプロテクターを目立たなくさせるために、腰部のプロテクターで盛り上がっている部分から繋げてポケットを配置したのでしょうが、ボトム自体が細身のシルエットのために、ポケット部分がやけに飛び出しているように見えてしまい、シルエットを損ねているように見えてしまいます。
また部分部分で素材を使い分けているのは機能的でよいのですが、見た目は普通のボトムスと比べるとライディングウェアという感じが出てしまっています。
URBAN WORK BOTTOMS(アーバンワークボトムス)まとめ
●良い点
・耐水透湿防風性を持ち、各所によってパーツを切り替えているので運動性と履き心地に優れている。
●良くない点
・透湿性が低いのでバイクを降りてアクティブに行動すると不快な蒸れが発生する
・素材を切り替えるなどして機能性を優先しているため、見た目はライディングパンツという感じが出てしまっている。
・機能満載なので高価格化は仕方ないのかもしれないが、消費税込みで¥30,000オーバーはやはり高い
画像出典元:KUSHITANI 公式HP
5.AIR URBAN WORK BOTTOMS(エアアーバンワークボトムス)
ブラックカモ
AIR URBAN WORK BOTTOMS(エアアーバンワークボトムス)基本情報
■素材:〈表〉ポリエステル100%(メッシュ) 、別布/ポリエステル100% (TPUラミネーション)、牛革〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ)
■仕様:CEプロテクター標準装備(脱着式)
■カラー:ブラック
■サイズ:M、L、L/3W、LL、XL
■価格:¥30,000+税
URBAN WORK BOTTOMS(アーバンワークボトムス)のメッシュ仕様
上記のアーバンワークボトムスのメッシュ版です。メッシュである以外は外観や機能共にすべて前のアーバンワークボトムスと同じです。
メッシュに差し替えられている部分は下腹部と膝のちょっと上あたりから裾までです。
メッシュ素材にはポリエステルメッシュを使用しており、通気性に優れています。
ただフルメッシュにしてしまうと耐久性に難がでてしまうので、強度が必要な部位、主に臀部付近はカモフラ柄のノーメッシュ素材となっています。
また、内腿・ウエスト横はストレッチ素材に切り替わっており、運動性と履き心地が優れています。
こちらはアーバンワークボトムスとは異なり、内側には滑り止め用の牛革が付いています。メッシュは滑りやすいのでそれを防ぐためでしょう。
腰と膝にプロテクターが付いています。腰はウレタンパッドですが、膝のプロテクターはCE規格ですのでメッシュでありながら安全性も確保されています。。
外見に関しては先ほどのアーバンワークボトムスとほぼ同じです。
AIR URBAN WORK BOTTOMS(エアアーバンワークボトムス)まとめ
●良い点
・強度が必要な部位はノーメッシュ素材で、メッシュの快適性がありながら、必要な強度は確保している。
●良くない点
・カラーリングがブラックのカモのみという展開でカモが好みでない人には選ぶ余地がない。
・機能満載なので高価格化は仕方ないのかもしれないが、消費税込みで¥30,000オーバーはやはり高い
画像出典元:KUSHITANI 公式HP
まとめ
今回はクシタニ(KUSHITANI)のボトムスの紹介をさせて頂きました。
ライディング用のボトムスというのはジャケット同様、ライディングに配慮したデザインになっていたり機能が付いていたりで、着用すれば確実にライディングを快適なものしてくれるはずです。春夏用のボトムというのは、ジャケットやグローブ、シューズに比べるとどうしても二の次になってしまいがちですが、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
画像出典元:KUSHITANI 公式HP