春や秋は日中と夜とで寒暖差が激しいですね。
昼間は暑いと思ったら、夜は寒い……
体調管理には気を付けないといけませんが、
寒暖差の激しい季節は、タイヤの空気圧の管理も気を付けなければいけません。
外気の温度によって、タイヤの空気圧というのは変化します。
目次
タイヤの空気圧のチェックの頻度はこまめに! 気温、夏冬の季節によってタイヤの空気圧は変わる!
気温が高い場合
外気温によりタイヤ内の空気が熱せられて、空気が膨張し、タイヤの空気圧が上昇します。
また、太陽光線によって熱せられた路面からの熱でもタイヤ内の空気は熱せられます。
気温が低い場合
タイヤ内の空気が冷えて、空気が収縮し、タイヤの空気圧が下がります。
こちらも冷えた路面の影響も受けます。
気温差によるタイヤの空気圧の変化例
まず、夜間にタイヤに空気を入れました。外気温は12°程度。
(夜間に電動空気圧を使う場合は周囲の住宅に配慮!)
車両:FJクルーザー
適正気圧:220kPa
適正空気圧220kPaにセット
使用した空気入れはシガーソケットを電源にして使用する電動の空気入れ。
作動音がすごい大きいです。
夜間なので周辺に住宅が無い場所で空気を入れました。
その後日中に空気圧をチェックします。
日中 気温は20°です。
空気圧は235kPa程度です。
外気温の差が8℃程度で、空気圧は15kPa程度上昇しました。
まあこの程度だったら、乗り心地が固くなるぐらいぐらいです。
このくらいのkPaでFJクルーザーは鞠みたいに跳ねますよ(笑)リジットアスクル特有です。
あとは燃費がちょっと良くなるというメリットも付いています。
1日の内でのタイヤの空気圧の変化は気にする必要なし
1日の内の気温変化は大体10°前後ですので、タイヤの空気圧を気にする必要はあまりないでしょう。
もし気にされるのなら、自分が昼と夜のどちらに多く走行するかを考えて、
日中に多く使うのなら、日中に適正空気圧にする。
夜ならば、夜に適正空気圧にするという程度の配慮でいいと思います。
タイヤの適正空気圧のチェック時のやり方、注意点
(注:空気圧は走行前のエンジンが冷えている時に計測しましょう。
走行後では、走行時に発生する熱でタイヤの空気圧は上昇しています。
適正空気圧は、走行後の空気圧上昇も見込んで、走行前の空気圧で設定されています。)
注意しなければいけない状況
注意しなけばいけない状況というのは、夏に空気圧を入れた後、秋冬に入っても空気圧を一切チェックしないことです。
夏、気温が40℃程度の頃に空気圧を220kPaにセットした場合、
秋には気温が10°程度まで下がります。
気温差は30℃なので、先ほどの例にならうと、30~40kPa程度空気圧が下がる計算になります。
僕の車の空気圧は220kPa程度ですので、気温差だけで190kPa~180kPa程度まで減少する計算になります。
さすがにここまでタイヤの空気圧が下がってしまうと、様々な弊害が発生します。
・停止時から発進するとき加速が鈍くなる
・右左折するときハンドルが重く感じる。
・段差や溝を超えるとき、タイヤが取られやすくなる。
・走行中に凸凹の道を通ると腰が砕けたような乗り心地になる
・空気圧が低い状態で走行を続けるとタイヤの寿命が短くなる
まとめ
タイヤの空気圧は意外とこまめなチェックが必要です。
夏にタイヤの空気を入れた方は、あまり運転していない方でも、秋冬には今一度タイヤの空気圧をチェックするようにしましょう。
タイヤが駄目になってしまうのも問題ですが、走行中になにかあったら危険ですからね。
普段ガソリンスタンドやディーラーでタイヤの空気圧をチェックされている方も、この際に
エアゲージやコンプレッサー用意して、ご自分でチェックされてみてはいかがでしょうか。
とても簡単ですし、安定した乗り心地を維持することができます。
僕が使っているエアコンプレッサーとエアゲージを紹介します。(画像の中にも登場しています。)
もう2年以上使っていますが、まだまだ使えます。おススメのアイテムです。
エアーコンプレッサー
電動なのでタイヤの空気圧の管理が簡単にできます。値段も手ごろです。
少々音がうるさいのがネックですが……
もう2年使っていますが、まだまだ現役です。
タイヤゲージ
空気圧のチェックはエアーコンプレッサーでも可能ですが、こちらの方が正確に、手軽に測定できます。こちらも手ごろです。
こちらも2年使っていますが、まだ壊れていません。