現在、各バイクアパレルメーカーから、様々な防水透湿防風機能を持ったバイクシューズが
販売されています。
最近は、それぞれのメーカーが独自の防水透湿フィルムを使用していることが多いですね。
大体が、耐水圧、透湿性ともに明記されてはいるのですが、
そのメーカー独自のものということで、実際のところの防水透湿性能がどこまで信用できるものなのかイマイチわかりません。
信頼性ということを考えると、やはりGORE-TEX(ゴアテックス)を使用したバイクシューズを選びたいものです。
しかし基本的にはGORE-TEX(ゴアテックス)を使用したバイクシューズは高い……
そんな中、コミネからゴアテックスを使用しながら、手の出しやすい値段で販売されているバイクシューズがありますので、
今回はこちらを紹介します。
目次
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナ(KOMINE BK-063 GORE-TEX® Riding Shoes ETNA)
画像参照元:KOMINE公式HP
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナの基本情報
■素材:合成皮革、皮革、コーデュラファブリック
■防水透湿フィルム:GORE TEX(ゴアテックス)フットウェア耐水圧45,000mm、透湿性13,500g/m2/24h
■カラー:ブラック
■サイズ:25、25,5、26、26,5、27、27,5、28
■価格:15,900円(+税)
●メーカー説明
●透湿防水性に極めて優れるGORE-TEX®フットウェアライニングを使用の普段使いも可能なフットウェア
●GORE-TEX®フットウェアライニングを使用した透湿防水性に優れたライディングシューズです
●機動性に優れるソールパターンで、普段使いも可能です
●補強材入りで安全性を高めた爪先
●シフト操作による傷つきを防ぐシフトパッチ
●ライディング時にひっかかりやすい靴紐の結び目を隠せるフラップ
●ベルクロからのダメージを防ぐワックスドコットン製の靴紐
●夜間被視認性を高めるリフレクター
引用元:KOMINE公式HP
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナは唯一の1万円程度で購入できるゴアテックスバイクシューズ
コミネの防水防風透湿機能をもったバイクシューズです。
このシューズの特筆すべき点はなんといっても、これ。
・生地にGORE-TEX(ゴアテックス)を採用。
・WEB SHOP価格で11,000円から12,000円の低価格で販売されている。
GORE-TEX(ゴアテックス)を採用したバイク用の防水シューズが1万円台なんて、おそらく
「コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナ」ぐらいです。
GORE-TEX(ゴアテックス)を使用したバイクシューズは大体が2万円から3万円台と、高額です。
それが約1万円程度で購入できるのですから、破格、としか言いようがありません。
今回はそんな破格のバイクシューズの質感やサイズ感などを紹介していきます。
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナのサイズ感
靴の先端の幅が少し狭い
僕が購入したシューズのサイズは28cm。普段履いている靴のサイズは28.5cmです。
早速、サイズ感を確認してみましょう。
今回は夏用と冬用の靴下をそれぞれ履いた場合で、確認してみました。
このバイクシューズは基本秋冬用のシューズですが、高い防水性を持っているので、夏にも使うことがあるはずです。
●夏用の薄手の靴下を履いた場合
履いてみたところ、足長と甲高については問題ありませんでしたが、足囲(親指の付け根と小指の付け根の距離)が少し窮屈でした。
●冬用の厚手の靴下を履いた場合
靴下:モンベル メリノウールトレッキングソックス
夏用の薄手の靴下と同じく、足長と甲高については問題ありませんでした。
しかし足囲(親指の付け根と小指の付け根の距離)については結構窮屈さを感じました。
履いていバイクに乗っているだけなら窮屈なだけで済みそうですが、長時間歩く場合は、痛みが出てきそうです。
サイズは他社のバイクシューズよりも0.5から1サイズ上を選んだ方が良い
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナは、他社のバイクシューズよりも
サイズが少し小さめでした。
ですのでサイズを選ぶ際は、0.5から1サイズ大きめを選ぶことをオススメします。
その場合、かかとやつま先の余りが多くなってしまうかもしれません。
まあ、足囲が窮屈よりはいいかなと思います。
ただ、足の形は人それぞれです。
普段と同じサイズでもぴったりという場合があると思います。
実際に試着してみるのが一番いいですね。
●普段28cmのバイクシューズを履いている人は諦めたほうがいいかも……
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナは他社のバイクシューズよりも、
サイズが少し小さめです。
普段のバイクシューズと同じサイズを選んだ場合、ちょっと小さめに感じる可能性が高いです。
足の形が幅広甲高の場合は、ほぼ確実に窮屈さを感じると想います。
そして残念なことに、コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナのサイズ展開は28cmまで。
ですので普段28cmのバイクシューズを履いている方は、残念ですが、
諦めるか、ちょっと小さいのを我慢して履くしかないでしょう。
もしかすると、ちょっと小さいぐらいなら、履き続けているうちに、生地が伸びて、履きやすくなるかもしれません。
サイズが不安でWEB SHOPで購入する場合はamazonがオススメ
ネットで購入する場合、最も怖いのはサイズ違い。
シューズのサイズは、同じメーカでもシューズによって異なることも多いですし、
足のサイズも人それぞれです。
実際に履いてみないとわからない部分はどうしてもあります。
しかし残念なことに、WEB SHOPによっては、サイズ違いの交換ですらできないことが多く、
困ってしまいます。
僕のオススメはamazonでの購入です。
なぜかというと、amazonは返品の処理が非常に簡単だからです。
複数のサイズを同時に購入して、自宅で試着した後、残りのシューズをすべて返品、なんてことも簡単にできます。
ただし、残りのシューズの返送料はかかってしまいます。
返送料については、払ってサイズ違いを防止できるのなら、僕は払ってもいいかなと思います。
ゴアテックスのシューズにしては破格の値段と言っても、1万円を超えていますからね。
ちゃんとぴったりサイズのシューズを選びたいものです。
しかもコミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナはamazonが最安値です。
返品が簡単で、なおかつ最安値ですからamazonで購入ことをオススメします。
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナの履き心地
●シューズのライナー(内張り)はフェルトのような生地
内側の生地はフェルトのような生地でサラサラな触り心地です。
これを見るとこのシューズは秋冬向けのモデルですかね。
夏はちょっと暑そうですね。
●くるぶしあたりのホールド感が強い
このバイクシューズはミドルカットですので、くるぶしまで覆うタイプです。
踝の部分は厚いので、万が一転倒してもある程度の保護機能があるでしょう。
ただし、踝の部分のホールド感は強いです。
他のシューズよりも踝の部分の開口部が狭いんだと思います。
防水性を意識したのでしょうかね。
突っ立っているだけなら、しっかりとしたホールド感があっていいな、と思ったのですが、
しゃがんだりするときは、結構窮屈で、痛みも感じました。
●足の甲あたりはある程度曲がる
靴先は芯が入っていてとても硬いのですが、甲あたりはそこまで固さがなく、足の動きに合わせて曲がるので、その点では歩きやすいです。
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナの防水性
●耐水圧と透湿性は文句なし
こちらのシューズはGORE TEX(ゴアテックス)フットウェアを使用しています。
GORE TEX(ゴアテックス)フットウェアはシューズのために作られたGORE TEX(ゴアテックス)です。
画像参照元:KOMINE公式HP
耐水圧45,000mm、透湿性13,500g/m2/24h程度です。
耐水圧と透湿性については、ゴアテックスということで、文句なしの数値です。
●防水構造も及第点
いくら優れた耐水圧があっても、構造的に水の侵入を許してしまっては意味がありません。
このゴアテックス ライディングシューズ エトナは、どうなっているのでしょうか?
靴でもっとも浸水しやすい場所は、
1.アウトソールとアッパーの合わせ目
2.タンとシューレースホールの間
3.シューズの開口部
です。
●1.アウトソールとアッパーの合わせ目
1については、しっかりと接着されています。接着跡がちょっと汚いですが。
このへんに安物感が出てしまっていますね。
●2.タンとシューレースホールの間
タンとシューレースホールの間に隙間がないので、そこから水が侵入することはないでしょう。
●3.シューズの開口部
シューズの高さがくるぶし程度の高さしかないので、足首から水が侵入する可能性が高いです。
ブーツではないので仕方ないですね。
雨天時は足首がしっかりと隠れるようにしましょう。
シューズの開口部からの水の侵入はミドルカットシューズである以上仕方ないでしょう。
それ以外の防水構造はしっかりしていると思います。
雨の日は、踝あたりをしっかりとカバーしていれば水の侵入を防ぐことができるはずです。
コミネ ゴアテックス ライディングシューズ エトナの問題点
●紐の耐久性は問題あり
紐は、オイルドコットンという素材を使用ています。
これにより、通常のコットンよりも強度が高められているそうです。
が、しかし……
普通の紐の方が耐久性は高いです。
確かに紐は普通のコットンのそれよりも硬いです。
しかし、硬いがゆえに、柔軟性がなく、結果的に曲がりや折れに弱くなっています。
この靴を購入した場合は、靴紐は別の物に変えることをおススメします。
おススメは結び目ができないタイプの靴紐です。
個人的には、下記の靴紐がおススメです。
まず、ほどけないですし、結んだ時の紐の余りでないので、引っ掛かりにくく、
バイクシューズにはピッタリだと思います。
ゴム製結ばない靴紐 スニーカー 伸びる靴紐 ほどけない 簡単取り付け 靴紐が解けてイライラを解消 脱ぎ履きが楽々 子供から高齢者までも対応 一足分(黑)
●ベルクロが短いのですぐに剥がれる
紐の結び目の余りがバイクに引っかかるのを防ぐために、ベルクロがついているのですが、
このベルクロが短く、すぐに剥がれてしまいます。
履いていない状態ではベルクロがマックスでくっつくのですが、
履いた状態で足首部が太くなると、ベルクロ部をすべてくっつけることができません。
そのため非常に剥がれやすいです。
無理やりならすべてくっつけることができますが、足首が痛くなっていまいます。
剥がれると、紐が飛び出すので、引っかかる危険もありますが、
何よりダサい(笑)
うっとおしいですし、安全性のためにも、ベルクロ部をもっと長めにしてほしかったです。
●シューズの作りが小さめなのにサイズが28cmまでしかない
他社のシューズに比べてシューズのつくりが小さめなので、足の大きい方にはぴったりのサイズが見つからない可能性があります。
特に普段他社のバイクシューズで28cm以上を履いている方は合うサイズがないでしょう。
他のコミネのシューズでは30cmまで設定があるシューズもあるので、
できれば29cm以上ののサイズ展開がほしかったですね。
●ソールの接着跡が汚い
ソールの接着跡が結構目立ちます。
まあここが剥がれるということはさすがにないとは思いますが、ここまではっきり見えると
ちょっと不安にもなります。
やはりゴアテックスを使用しながらこの値段というのは、ところどころコストカットされているということでしょうか。
まとめ
細かい造りが安っぽさを感じさせるのは確かですが、
ゴアテックスファブリックを使用した防水シューズがこの価格で購入できるのは恐らくこのシューズのみです。
破格です。
硬いし厚いので、長時間の歩行には向いていないですが、バイクから降りてちょっと休憩時に歩く程度なら全然問題ありません。
可もなく不可もないデザインで、スライダーなどの金具もついてないので、普段靴としても使用できます。
バイク以外で雨の日になどに出かける際の靴としていいですね。
サイズが合うのでしたら、ぜひともオススメできる1足です。
おススメの伸びる靴紐
ゴム製結ばない靴紐 スニーカー 伸びる靴紐 ほどけない 簡単取り付け 靴紐が解けてイライラを解消 脱ぎ履きが楽々 子供から高齢者までも対応 一足分(黑)