目次
OGK Kabuto(オージーケーカブト)RYUKI(リュウキ)の通気性
●ベンチレーションは普通
RYUKI(リュウキ)に装備されているベンチレーションは5つです。
吸入側
ヘッドベンチレーション×2
チンベンチレーション
排出側
リアベンチレーション×2(開閉機能なし)
画像参照元:OGK Kabuto公式HP
●高速走行ならば風の流れは感じる
ベンチレーションの性能は悪くはありません。普通ですね。
ヘッドとチンのベンチレーションを開いていれば風の流れは感じます。
ただ低速だと感じにくいかもしれません。
インナーサンシェード(インナーバイザー)付きのヘルメットはどれもそうですが、
インナーサンシェードを仕舞っていると通気性が悪くなるので注意が必要です。
リアベンチレーションには開閉機能はなく、開きっぱなしです。
シールドの隙間風や顎下からかなり風が入ってくるので、理論上はヘルメット内部は常に負圧で風が抜けやすいはずです。
冬はもしかしたら寒いかもしれません。
OGK Kabuto(オージーケーカブト)RYUKI(リュウキ)の静粛性、静かさ
●静粛性は期待しないほうがいいレベル、宿命の風切り音
システムヘルメット特有の風切り音
システムヘルメットの宿命とでもいうべき、可動部付近での甲高い風切り音。
ピューという甲高い音で走行時のライダーの耳を悩まします。
システムヘルメットの構造上仕方のないことですが、RYUKI(リュウキ)でもその風切り音は発生します。
市街地走行では気になりませんでしたが、高速走行では、正直うざったいレベルでしたね。
個人的にはロングツーリングなどで長時間使用する場合は、対策必須のような気がしました。
対策としては、
・可動部の隙間を埋める
・耳栓をつける
といったところでしょうか。
すいませんが、この辺に関しては試していないのでなんとも言えないです。
主な風切り音発生場所
●可動部
ここが主な風切り音の発生場所ですね。
ここから発生する風切り音は、耳付近なのでうるさく感じます。
高速走行時は結構うるさかったです。
試していないのでわかりませんが、耳栓などをしたほうがいいかもしれません。
●顎の下
顎の下にはウインドシャッターが付いていますが、正直あまり意味をなしていないように感じました。
高速走行中は顎の下から風がビュンビュン入ってきて、風切り音の原因になっています。
おそらく、他の製品に比べてウインドシャッターが短いからだと思われます。
ここは他の製品のウインドシャッターが流用できればいいのですが、加工しなければ難しそうです。
●初めてシステムヘルメットを使う場合は覚悟したほうがいい
普段からシステムヘルメットを使用されている方にはおなじみでしょうが、初めて使用する方には、この風切り音は気になると思います。
下手したら被ってられない!と思われるかもしれません。
この辺は使ってみないと分からない部分なので、気を付けたほうがいいです。
個人的な意見ですが、このヘルメットでの高速走行はお勧めできないですね。
長時間走行すると。人によっては耳鳴りが起きるでしょう。
長時間走行する場合は、最低でも耳栓を用意した方が良いと思います。
OGK Kabuto(オージーケーカブト)RYUKI(リュウキ)の大きさ
システムヘルメットなので普通よりもでかい
システムヘルメットなのでやはり大きいです。
注意点はバイクのヘルメットボックスに入るかどうか、ですね。
通常のヘルメットが入る程度の大きさではまず入らないです。
あとこれは見た目にも影響してきます。
ヘルメットが大きいため、正面から見るとちょっとズングリしています。
シュッとしたタイトめなバイクジャケットと、見た目の相性が悪そうです。
頭でっかちに見えてしまうかもしれません。
システムヘルメットなので、フルフェイスに比べて大きいのは仕方ないです。
また、おそらくですが、インナーサンシェード搭載なのが、より大きくなっている原因だと思われます。
OGK Kabuto(オージーケーカブト)RYUKI(リュウキ)のインナーサンシェード(インナーバイザー)
大型のインナーサンシェードで隙間はほぼなし
インナーサンシェードはブレスガードに接触するかしないか程度まであるので、インナーサンシェードの下の隙間はほとんどありません。
そのため、光が下から入り込んでくることはありません。
視界のギャップは気になりませんでした。
ただ個人差なのでしょうが、インナーサンシェードが大きいためか、かすかに鼻に当たるときがありました。
画像参照元:OGK Kabuto公式HP
●OGKの強み。インナーサンシェードが豊富
インナーサンシェードの種類は豊富です。
標準で装備されているスモークのほかに、シルバーミラーとブルーミラーがあります。
画像参照元:OGK Kabuto公式HP
ラインアップが豊富なのはいい点ですね。
ちなみにSHOEIのGT-AIRやNEOTECシリーズはインナーサンシェードはスモーク1種類のみしかありません。
個人的にはやはりミラーはありがたいです。
なぜかというと、スモークでも日中使用するなら十分な性能を発揮してくれますが、それでも夕日などの直射日光はまぶしいです。
強烈な日差しに対抗するにはやはりミラー系が一番です。
ツーリングヘルメットの強みは、シールドを変更しなくてもシーンによってサンシェードを使い分けられる点です。
RYUKI(リュウキ)はその強みを最大限発揮しているといえます。
OGK Kabuto(オージーケーカブト)RYUKI(リュウキ)のシールド
RYUKI( リュウキ)にもKAMUI-3シリーズと同じ、
赤外線を軽減するシールドが標準装備されています。
画像参照元:OGK Kabuto公式HP
●赤外線カット機能を搭載したシールド
—メーカー説明—
赤外線と紫外線をカットする帝人株式会社の高機能ポリカーボネートを採用。
太陽光の赤外線で発生する日射熱による温度上昇を抑制する熱線遮蔽性能があり、ヘルメットシールドでは最も重要な「クリアな視認性」を保ったまま、ヘルメット内部への熱伝導を低減させます。
●紫外線(UV)は99%カット!
・紫外線による日焼けを防ぐ
紫外線(UV)を99%もカットしてくれるので、日焼けの心配は殆どありません。
昔は僕も夏にバイクに乗っていると、シールドの部分だけ日焼けをしてしまい、恥ずかしい思いをしたものですが(笑)
さらにはシールドによる反射か照り返しのためか、冬でも日焼けすることがあります。
紫外線(UV)カットが施されたシールドなら、そんな心配もなくなるというわけです。
・紫外線による疲労を防ぐ
紫外線が目に照射されると疲労を感じます。
長時間の走行の場合、この紫外線(UV)カット機能が大きな効果を発揮します。
ツーリングでは長時間走行することが多いので、シールドの紫外線(UV)カット機能は必須ですね。
ちなみに、紫外線(UV)カット機能についてはSHOEIとARAIのシールドにも施されています。
●KAMUI-3は紫外線(UV)に加えて、赤外線(IR)も74%カットする
KAMUI-3はさらに赤外線も大半をカットしてくれるということです。
・赤外線も皮膚や目にダメージを蓄積させる
赤外線カットのメリットは、やはり紫外線と同じく顔の皮膚や目に対するダメージの軽減につながります。
近年は赤外線による肌や目へのダメージも判明しています。
紫外線より波長の長い遠赤外線は、より肌の奥に到達するため、蓄積されることによって大きなダメージになるそうです。
・地表に届く割合は実は紫外線(UV)よりも赤外線(IR)の方が多い
地表に届く太陽光は、可視光線と紫外線と赤外線の3つに分かれます。
それらの割合は、可視光線6割、紫外線1割、赤外線が3割です。
画像参照元:VITOWA
ですので肌や目へのダメージを軽減するためには、この遠赤外線をカットするのが重要になってくるわけです。
それらも大半カットしてくれるということですから、特に女性の方には本当に嬉しい機能なんじゃないでしょうか。
●ヘルメット内部の温度上昇も抑える
グラフを見ると、ヘルメット内部の温度が最大で10°近く低いことが分かります。
画像参照元:OGK Kabuto公式HP
10°というのは体感にすると相当な違いです。
僕も日差しの強い日に使用していて、この効果を実感することができました。
赤外線軽減機能なしのシールドと比較すると、ヘルメット内部の温度上昇が抑制されていて、例えば長い信号待ちの時などは、大分快適になりました。
●このシールドのために購入する価値あり!
赤外線を74% 紫外線を99%カット
これらの機能を搭載していてシールドの透明性は確保されているのですから、
すごいとしか言いようがありません。
これは、次世代感を感じさせてくれる、本当にすごいシールドだと思います。
●赤外線カットシールドの唯一の気になる点
それはシールドがちょっと青みがかっているということです。
単体で見るとわかりにくいのですが、通常のシールドと並べるとよくわかります。
赤外線カットシールドのほうが、青緑のような色になっています。
このシールド越しに見ると、景色も少し青みがかって見えます。
正直気にならないレベルだと思いますが、感度の高い方はこの違いが気になるかもしれません。
青みがかっているために、通常のシールドと比較して、夜間に暗くなるといったことはありません。
そこは安心してください。