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OGK Kabuto(オージーケーカブト)RYUKI(リュウキ)の被り心地、チークパッドのフィット感
画像参照元:OGK Kabuto公式HP
●かぶり心地に大きな問題なし
被り心地に関して別段大きな問題はないと思います。
RYUKI(リュウキ)のかぶり心地を端的に示すと、
KAMUI-3よりはいいけど、エアロブレード5よりは悪いという感じです。
上記の2製品をお持ちの方ならこれでなんとなくかぶり心地についてはわかるかもしれません。
きつすぎることはないが、フィット感に欠けるという感じですね。
●システムヘルメットだが包み込まれる感じあり
間口(かぶり口)は広めなので、頭を押し込まなくてもかんたんにヘルメットをかぶることができました。
KAMUI-3のように頬の部分がキツすぎるといった問題もありません。
むしろ、構造上チークパッドを小さくせざるを得ないシステムヘルメットの割には、包み込まれる感じが出ているのは、いいかなと思いました。
●下顎にわずかに圧迫感あるかも
ただ、気になる点がひとつ。
チークパッドが短いため、狭い範囲で顔を支えなかればいけないためか、下顎付近のフィット感がちょっとキツめです。
下顎を押し付けられるような感覚があります。
ただKAMUI-3よりは全然キツくないので、フィッティングサービスが必須、というレベルではないですね。
●全体的にはゆるめのフィッティング
下顎付近を除けば、フィット感は全体的に緩めな気がします
そのため脱着も容易です。
だたそのゆるい感じに、不安感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
緩めのフィット感に不安を覚えれられる方は、認定SHOPで購入して、フィッティングサービスを受けられることをおすすめします。
●内装の素材にはCOOL MAXを使用
画像参照元:COOL MAX 公式HP
RYUKI(リュウキ)は内装にCOOL MAXを採用しています。
・吸汗速乾性に優れた素材
COOL MAXとは通気性、吸汗速乾性に優れた素材です。
体温調整機能やドライ機能も優れています。
乾燥速度は綿の5倍を誇り、汗をかいてもムレにくく、べたつきにくいですし、暑い時期には重宝します。
画像参照元:amazon.co.jp
COOLとは裏腹に寒い時期には人肌に近い温度を保ってくれるので、冬でもそのまま使用可能です。
常に肌に密着しているヘルメットの内装にはもってこいの高機能素材です。
・夜干せば朝には乾いています!
乾燥速度が非常に速いので、洗ってもすぐに乾きます。
例えばヘルメットを使用したその日の夜に、内装を外して洗濯をして干しておけば朝には乾いています。
COOL MAXを採用しているとデニムですらその日に乾きますからね(笑)
・洗わない内装はとても汚い!どんどん洗濯しよう!
ヘルメットの内装は常に肌と接していますから実はかなり汚れやすく、汚れが蓄積しやすいです。
そして汚れたままの内装を使用し続けると、肌荒れやニキビなどになりやすいです。
実際僕自身、汚れた内装を使用し続けた結果ニキビができてしまいました。
顔の肌は繊細なので汚れには敏感です。
ですので、ヘルメットの内装は常にきれいな状態に保つことが大事だと思います。
COOL MAXなら洗ってもすぐに乾くので、内装の替えが無くても洗濯がしやすくて助かります。
おかげで内装を常にきれいな状態に保つことができます。
OGK Kabuto(オージーケーカブト)RYUKI(リュウキ)の重さ、重量
●システムヘルメットながら、それを感じさせない軽さ
RYUKI(リュウキ)は軽さを売りにしたシステムヘルメットです。
システムヘルメットながらも、通常のフルフェイスヘルメットとそん色ない重量を実現しています。
RYUKI(リュウキ)の重量、重さは下記の通り。
S/Mサイズ:約1650g
L/XLサイズ:約1730g
参考に、同じカブトのシステムヘルメットのKazami(カザミ)の重量と比較してみます。
Kazami(カザミ)の重量、重さ
S/Mサイズ 約1,800g、
L/XLサイズ 約1,900g
RYUKI(リュウキ)はKazami(カザミ)より約150〜180g程度、軽量化されています。
数値で見ると大して違いはないように思えますが、
持って比べてみるとRYUKIの方が明らかに軽いです。
また、150〜180gの重さの違いは、長時間走行したとき、
肩や首の疲れが全く変わってきます。
(この着用時の重さの感じ方は慣れもありますが……)
●フルフェイスヘルメットと比較してもあまり変わらない重さ
次に、RYUKI(リュウキ)と、通常のフルフェイスヘルメットとの重さを比較します。
比較対象はKAMUI-3(カムイ-3)。
KAMUI-3(カムイ-3)と比較するのは、同じ素材の帽体で、同じ機能を持っているためです。
(帽体:T.P.S帽体素材、機能:インナーサンシェード)
まずはRYUKI(リュウキ)の重量、重さ。
S/Mサイズ:約1650g
L/XLサイズ:約1730g
KAMUI-3(カムイ-3)の重量は下記の通り。
S/Mサイズ:約1600g
L/XLサイズ:約1650g
さすがにKAMUI-3(カムイ-3)の方が軽いですね。
ただ通常の同じ素材、同じ機能のフルフェイスヘルメット比較しても、
50〜80g程度の重量UPに抑えられているのはいいですね。
※KAMUI-3(カムイ-3)はフルフェイスヘルメットとしては軽い方ではありません
(帽体がT.P.Sという熱可塑性樹脂なのと、インナーサンシェード入りのため)
●フルフェイスヘルメットと比較してもあまり変わらない重さ
次は別メーカーのフルフェイスヘルメットと比較してみましょう。
比較対象はSHOEI GT-Air 2。
インナーバイザー入りのフルフェイスヘルメットです。
GT-Air 2は複合繊維帽体なので、KAMUI-3よりも軽いです。
インナーバイザー入りのヘルメットとしては、軽量の部類です。
RYUKI(リュウキ)の重量、重さ。
S/Mサイズ:約1650g
L/XLサイズ:約1730g
GT-Air 2の重量、重さ。
Mサイズ 1563g
Lサイズ 1579g
RYUKI(リュウキ)のほうが、Mサイズは、87g、Lサイズは121g、重いですね。
さすがに高価なフルフェイスヘルメットと比較すると、重さには大きな差があります。
また、インナーバイザーなしのヘルメットはさらに軽いです。
そのため、これらのヘルメットを普段お使いの方には、軽さを実感できないかもしれません。
ただ、価格が2倍近くするSHOEIの新システムヘルメットNEOTEC-2と比較すると、同程度の重量です。
重量については、3万円という価格帯においては、かなりいい数値だと思います。
●なぜ軽量化できたのか
ではRYUKI(リュウキ)はどうやって軽量化できたのか。
ここまで重量が軽くなっていると、
帽体を薄くしているのではないか
安全性が損なわれているのではないか
という疑念が持ちがあります。
しかし、そうではなく、メーカーサイトによると
パーツレイアウトや装飾処理を見直すことで、従来のシステムタイプより軽量化を実現
したそうです。
そのため、安全性は損なわずに、軽量化しているということです。
RYUKI(リュウキ)は、安全性や機能性を損なわずに、
システムヘルメットは便利だが、重いというデメリットを克服していると言えます。