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今年の夏、暑すぎて外したハンドガード
今年の夏、あまりの暑さに耐えかねて外したハンドガード(ナックルガードとも言いますね)。
ハンドガードは木の枝などから手を守る役目などもあるのですが、森の中へはあまり行かないので夏の間は外して問題なし。
今年は暖冬らしいですが、11月に入ってから急に冷えてきましたね……
風も強くなってきて、夜間に走行するときは手に当たる風が耐えられない冷たさになってきました。
ということで、ナックルガードをそろそろ再びつけることにします。
ハンドガードを取り付けるのは超簡単♪
ヴェルシス1000にはオプションでハンドガードの設定があります。
ハンドガード用のブラケットはすでに付いているので、外したパーツを取り付けていくだけです。
そのため、つけるのは全く難しい話ではなく、工具2つで、15分もあればできちゃいます。
ただ、隙間がかなり狭いので、小さい工具である必要があります。
メインとサイドのステーを付けた後、ナックルガードをスクリューで締め付ける。
これだけです。
ハンドガードステーを取り付ける
ハンドガードを取り付けるためのステーをまずは取り付けます。
先端が半円の黒い延べ棒みたいな形状です。
これをまず6角でブラケットに取り付けます。
サイドステーを取り付ける
つぎにサイドブラケットを取り付けたのですが、
ここでサイドステーを完全に固定してしまうと、ブラケットとの合わせが調整できなくなってしまうので、
仮止め程度にしておきます。
ハンドガードを取り付ける
ステーの取り付けができたら、あとはハンドガードシェルを取り付けるだけです。
ここで、ちょっと気になることがありました。
ハンドガード側のネジ山がボロボロになっているの気になりました。
ネジを固定する受け側(スクリューボス)は樹脂製で柔らかいです。
このタイプは最初はネジ溝は付いておらず、ネジを締める際に、固定側のネジ山を削って作って噛み込ませるタイプ。
なので、締めたり外したりを何回か繰り返すと、ネジ溝がボロボロになってしまいます。
固定しましたが、やはり1箇所のみ、完全に締め込むことができませんでした。
何回も取り外したり付けたりしているとやはりだめになってしまうようです。
走行中に外れるなんてことが起きるのは勘弁。
次はずしたら、もう買い換えないといけないですね。
10分程度でハンドガード取り付け完了
本当にただ部品を付けていくだけなので、ものの10分程度で作業は完了します。
気をつけないといけない点は、固定後はサイドステーにはかなりの張力がかかるので、
サイドステーとハンドガードシェルを締め付ける際はあまり締め込みすぎないことでしょうか。
シェル側のネジ穴が壊れます。
実は、以前それで一個壊しています(笑)
みなさんも気をつけてください。
まとめ
ハンドガード付けるだけでも見た目がアドベンチャーバイクっぽくなりました。
やっぱこっちのほうがかっこいい!!
ハンドガードがあれば手に対する防風性能が大きく向上するので、ないよりもかなり冷えにくくなります。
グリップヒーターの性能も遺憾なく発揮できるようになります。
また、冬の暴風が直接手に当たらなくなり、指がかなり動かしやすくなる、といったメリットもあります。
冬の暴風は高速走行しているときは、指がレバーに押し付けられるほどですからね。
冬にバイクに乗るなら、ハンドガードは本当にあったほうがいいです。
これあるだけで全然手の冷えが違ってきますし。
しかしアドベンチャータイプ以外のほどんどのバイクにはハンドガードなんて設定されていません。
しかし現在は、嬉しいことに、ハンドガードの設定のない、ネイキッドバイクなどにも、取り付けることのできる汎用品が販売されています。
デイトナから汎用タイプが、ナックルバイザーという名称で販売されています。
DAYTONA デイトナ:汎用ナックルバイザー本体
バイザーは共通です。
DAYTONA デイトナ:汎用ナックルバイザー取付ステーセット
メーカーによってステーの品番が異なっているので注意が必要です。
ハンドルカバーという選択肢も(防風保温性はこっちが断然上)
防風機能だけを目的とするならば、より取り外しがかんたんなカバータイプもあります。
よく原付きのおばちゃんが付けている手を完全に入れ込んでしまうタイプのヤツです。
こういうヤツですね。
ゴールドウィン GSM19450 エアロカバー
防風保温性だけに限って言えば、ハンドルガードよりも手を完全に覆ってしまうカバータイプのほうが遥かに高性能です。
おそろしいことに、真冬でも夏用グローブで走行できてしまいます
可能な限り最高の防風保温性能が欲しいという方は、カバータイプのほうがいいかもしれません。
じゃあカバータイプのほうがいいのか……というと、そうでもありません。
僕はハンドガード派です。
なぜかというと、万が一のときに危険が伴うからです。
カバータイプは、最高の防風性と保温性が手に入る代わりに、手の動きが大きく制限されてしまいます。
万が一のとき、例えば転倒したときなどは、手はハンドルから離れたほうがいいです。
しかし、ハンドルカバーを付けていると、手がハンドルから離れずに、バイクの転倒に体が巻き込まれてしまう可能性や、手に強い力が掛かって、手に大きなダメージを受ける可能性があります。
あとは取り付ける際にうまく取り付けられていなかったり、そもそもカウルと干渉してしまう場合には、クラッチ操作がうまくできずに危険な場合があります。
とはいっても好みの問題だとは思います。
そういったメリットデメリットを理解して使えば自ずと危険なシーンを減らすことができるでしょう。
指先は最も冷えやすい部位の一つなので、ここを防寒するだけで、冬のライディングがもっと楽しくなります。
おわり